【Shooto2025#05】2大世界戦が決定。ウェルター級=ソーキ×住村、女子ストロー級=藤野×ボヒョン
【写真】夏の修斗後楽園大会では男女2階級で世界戦が組まれた (C)MMAPLANET/TORAO
7月21日(月・祝)東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2025#05。今大会では2つの世界王座をかけた試合が決まった。
text by Takumi Nakamura
5月のShooto2025#03では世界ウェルター級暫定王座決定戦=墨吉涼太×住村竜市朗が予定されていたが、墨吉が負傷欠場。住村が7月大会にスライド参戦となり、ソーキと暫定王座決定戦で対戦することとなった。
ソーキは2019年6月に田村ヒビキに勝利して環太平洋王座を獲得。翌2022年5月に初防衛戦=田村とのダイレクトリマッチに敗れて王座陥落となると、住村と対戦予定だった墨吉とは2023年12月と2014年11月に対戦していずれも敗戦。2度目の対戦は環太平洋王座決定戦で、王座返り咲きとはならなかった。
ランキングでは2位ソーキ×3位・住村という図式だが、MMA戦績ではソーキ=12戦5勝7敗、住村=33戦24勝8敗1分と住村が大きく上回る。ソーキはテイクダウンを軸に置いて試合を組み立てるスタイルだが、住村の盤石なテイクダウン&トップキープは強力だ。ソーキ陣営がどう住村対策を立てて試合に挑むかがポイントだ。
もう一つの世界戦は世界女子ストロー級王者・藤野恵実が初防衛戦で韓国のパク・ボヒョンを迎え撃つ一戦だ。藤野は昨年5月に杉本恵との王座決定戦にTKO勝利。同年9月には修斗&パンクラスの同時戴冠を目指し、ストロー級QOPソルトに挑むも判定負けで王座に手が届かなかった。2025年の初陣となった3月=パンクラスでの本野美樹戦でも敗れて2連敗となっている。
一方、挑戦者のボヒョンは2018年の格闘代理戦争シーズン3で平田樹と対戦している韓国人ファイター。この時は腕十字で一本負けしているが、その後は母国のAngel’s FCやDoubleGFCで試合を重ね、DoubleGFCのアトム級王座に就いた。
2024年4月のRING Championship04では後に修斗世界女子アトム級王者になる古賀愛蘭と対戦し、テイクダウンの攻防で劣勢を強いられて判定負けしているものの、打撃に定評がある古賀と真っ向から打ち合っている。
その打撃スキルを武器に昨年9月の修斗初参戦で世界女子スーパーアトム級王者の渡辺彩華を下し、今年3月にはソルトにも勝利。試合後の藤野が持つベルトへの挑戦をアピールし、今回の王座挑戦が決まった。藤野にとってボヒョンの打撃、特に右ストレート・右フックは脅威。いかにテイクダウンを交えた試合運びでボヒョンを攻略するかが求められる一戦と言えるだろう。
またインフィニティリーグも男女それぞれ2試合ずつ決定。男子では黒部和沙(勝ち点2)がリーグ初戦のマッチョ・ザ・バタフライ(勝ち点0)と対戦し、初勝利を目指す田口恵大(勝ち点0)×友利琉偉(勝ち点0)が組まれた。女子では開幕戦で村上彩に勝利したerika(勝ち点2)が嶋屋澪(勝ち点0)と、敗れた村上(勝ち点0)は片山智絵(勝ち点0)と対戦する。
■Shooto2025#05決定カード
<修斗女子世界ストロー級選手権試合/5分5R>
[王者]藤野恵実(日本)
[挑戦者]パク・ボヒョン(韓国)
<修斗世界ウェルター級暫定王座決定戦/5分5R>
ソーキ(日本)
住村竜市朗(日本)
<インフィニティリーグ2025ストロー級/5分2R>
黒部和沙(日本)
マッチョ・ザ・バタフライ(日本)
<インフィニティリーグ2025ストロー級/5分2R>
田口恵大(日本)
友利琉偉(日本)
<インフィニティリーグ2025女子スーパーアトム級/5分2R>
erika(日本)
嶋屋澪(日本)
<インフィニティリーグ2025女子スーパーアトム級/5分2R>
村上彩(日本)
片山智絵(日本)
<2025年度新人王決定トーナメントバンタム級二回戦/5分2R>
御前昴史(日本)
福元大貴(日本)