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【Gladiator024】中川が初回を制するも、2R以降はバットオチルのトップキープを返せず判定で敗れる

【写真】大会前夜、モンゴル勢はトップキープを再三にわたり確認していた(C)MMAPLANET

<フェザー級/5分3R>
バットオチル・バットサイハン(モンゴル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
中川皓貴(日本)

サウスポーのバットオチルに対し、中川が両手を挙げてフェイントをかける。バットオチルは右カーフキックから距離を詰めていく。中川が右ミドルを見せた。バットオチルの左ハイをかわした中川が、飛び込んでドライブからグラウンドに持ち込む。立ち上がるバットオチルをケージに押し込んだ中川が、右腕を差し入れて頭をおっつけている。ウィザーで耐えるバットオチルが、内股で中川に背中を着かせた。下から相手の両足を畳んだ中川が、リバーサルに成功。立ち上がろうとするバットオチルにパウンドを浴びせる。

しかしバットオチルもブリッジからトップに回るも、すぐに両足を畳んだままの中川が上を取り返したバックマウントに移行した中川が左腕をバットオチルの首に回す。バットオチルがケージを掴みながら立ち上がり、レフェリーから注意を受ける。RNCを解いた中川がマットに両足を着くと、バットオチルが再び内股気味に背中を着かせた。中川は下からダブルオーバーフック、さらに右腕を差し上げてボトムで耐えた。バットオチルの右目上から流血が見られる。

2R、中川がニータップから左フックを当てた。バットオチルも中川の右ミドルに左インローを合わせ、尻もちを着いた中川のトップに回る。ボトムからハーフガードで、バットオチルの首を抱える中川。バットオチルは左腕を差し上げつつ右ヒジで削るも、下から抱えられてしまう。中川はブリッジでリバーサルを試みたが、バットオチルがトップをキープする。

右腕を枕にして、左腕を差し上げたバットオチルはパスのアタックを仕掛けていく。中川がクローズドガードに戻したが、またも足を一本越えられてしまう。中川は1Rと同様、バットオチルの両足を畳んでいくも、ここは足を抜かれてしまう。トップからヒジを落とすバットオチル。右目上をカットした中川が下からバットオチルの右腕を腕十字狙ったが、立ち上がったバットオチルがバックコントロールから尻もちを着かせてラウンドを終えた。

最終回、バットオチルが距離を詰める。バットオチルは左ハイ、中川が右ミドルを繰り返した。パンチの交換から組みの展開となり、中川が首投げを試みるも倒せず。バットオチルがダブルレッグに入ると、中川が右腕でギロチンに捕え、引き込んだ。しかしハーフガードの状態で極めることができない。頭を抜いたバットオチルが抑え込む。中川が上体を起こすとバットオチルは肩固めの形で背中を着かせる。

バットオチルがパウンドを上下に散らしながら、上体を起こした中川に左ヒジを連打で浴びせていく。ケージに背中を着けた中川は、バットオチルの首を抱えつつ、立ち上がる。ケージから離れた中川をバットオチルが追う形ながら、中川もパンチを繰り出して試合が終了した。

初回は中川が取ったと思われるが、2回と最終回はバットオチルのラウンドだろう。ジャッジ3者とも29-28の判定でバットオチルが勝利した。


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