この星の格闘技を追いかける

Overlooked【Gladiator032】開始早々にダウンを喫した中川晧貴が、イ・フィジェから首折ギロチンで逆転

【写真】ベン・ロズウェルの10フィンガー・ゴゴチョーク――というか、石田光洋や光岡映二がポール・ロドリゲスに極めたギロチンで中川が快勝(C)SHOJIRO KAMEIKE

スケジュールの都合により速報できなかった試合をお伝えする──帳尻合わせ試合レポート。今回は21日(日)に大阪府豊中市の176BOXで行われたGladiator032より、メインの68キロ契約マッチ=中川皓貴×イ・フィジェの一戦の模様をお届けしたい。
Text by Manabu Takashima

直前で対戦相手がウズベキスタンのアブリヨホン・ハミドフからイ・フィジェに変更があるなかで、昨年5月以来の白星を狙った中川――グラジの国際派路線で奮闘を続けた――が復活の狼煙をあげることができたか。

<68キロ契約/5分3R>
中川皓貴(日本)
Def.4分21秒by ギロチンチョーク
イ・フィジェ(韓国)

非常に均整がとれた体格のイ・フィジェが、いきなり左で飛び込んでからの右ストレート、返しのフックを打ち込みダウンを奪う。すぐに立ち上がった中川が、クリンチでケージに押し込んで息を整える。

ヒザ蹴りのイ・フィジェは払い腰狙いから、体を入れ替える。左腕を差して前方に崩し、中川の体重移動をついてボディロックで後方に倒す。ケージに押し込まれた中川は、レッグマウントに頭を抱える。右に回ったイ・フィジェに対し、中川はハーフネルソンでスイープを狙う。

ケージを利して一度は跳ね返したイ・フィジェだったが、中川はハーフネルソンスイープを決めてマウントを奪取する。ケージを背負って左を差したイ・フィジェがレッスルアップ、ケージに中川を押し込んで右のパンチを見舞う。シングルを切った中川がスタンドでアームインギロチン、イ・フィジェの頭を腹に持ってくる。

そのままケージに押し込むようにして、体を反らした中川がタップを奪った。「こんな勝ち方したんで、櫻井代表、またそろそろタイトルマッチお願いします」と勝者はパン・ジェヒョクの持つフェザー級王座挑戦をアピールした。


PR
PR

関連記事

Movie