【Gladiator023】計量オーバーのダギースレンを、パン・ジェヒョクが絶妙な距離感で捌き判定勝ち
【写真】ファイトにもトークにもスマートさがうかがえる新王者パン・ジェヒョク(C)MMAPLANET
<65.77キロ契約/5分3R>
パン・ジェヒョク(韓国)
Def.3-0:30-25.30-25.30-25.
ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)
ダギースレンが計量オーバーのため、イエローカード2枚でスタート。パン・ジェヒョクが勝った場合のみ試合が成立となる。また、フェザー級トーナメントはパン・ジェヒョクの優勝という内容が発表されたあと、2選手が入場してくる。
試合が始まると、パン・ジェヒョクが左インローを入れる。ダギースレンは強烈な右を2発放ったあと、跳び蹴りを見せた。パン・ジェヒョクのパンチを受けたダギースレンは、鼻から出血が見られる。ダギースレンが左ジャブに右を被せてくると、パン・ジェヒョクが離れた。ダギースレンが右スピニングバックキックを見せる。パン・ジェヒョクは右ミドルをキャッチされたが、すぐに離れた。
パンチをフェイトにシングルレッグで入ったダギースレンだが、これは切られてしまう。前に出て来るダギースレンの顔面に、パン・ジェヒョクが右ストレートを叩き込む。ダギースレンの右をよけながら右ショートを当てるパン・ジェヒョクに対し、ダギースレンはダブルレッグで組んだものの、ここもパン・ジェヒョクが差し返した。
2R、距離を取るパン・ジェヒョクが右ローを当てて回る。ダギースレンの右スピニングバックキックが、パン・ジェヒョクの顔面をかすめた。下がりながらパン・ジェヒョクが右ストレートを顔面に叩き込む。ダギースレンの右も当たるが、打ち終わりにパン・ジェヒョクが右ストレートを入れた。ダギースレンがパン・ジェヒョクにケージを背負わせてダブルレッグで組んだが、パン・ジェヒョクは切って離れる。ダギースレンが中に入ってくると左を合わせるパン・ジェヒョクは、このラウンドは捌ききった。
最終回、パン・ジェヒョクが刀で斬り落とすパフォーマンスを見せる。左ジャブを突き、ダギースレンの右をバックステップでかわすパン・ジェヒョク。互いに右スピニングバックキックを見せる。ダギースレンがダブルレッグで飛び込んでくると、パン・ジェヒョクがスプロールからバックに回った。ダギースレンはガードポジションへ。するとパン・ジェヒョクが立ち上がった。ケージ中央でパン・ジェヒョクの左インローがダギースレンの下腹部を捕らえ、試合が中断される。
再開後、ダギースレンは右フックを振るうも届かない。組んできたダギースレンを突き放しながら右ストレートを打ち込む。さらにダギースレンのテイクダウンをカットしたパン・ジェヒョクが、下がりながら左フックを直撃させる。残り40秒で弓引きポーズを見せたパン・ジェヒョクが、二段蹴りから左ミドルをボディに突き刺し、そのまま試合終了まで捌ききった。
ベルトを肩にかけて判定を聞くパン・ジェヒョク。採点はフルマークにイエローカードのマイナス2pが加わり、全ジャッジが5ポイント差でパン・ジェヒョクの勝利となった。マイクを握ったパン・ジェヒョクは、RIZINと朝倉未来の名前を挙げた――