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【ONE FF34】大振り、スタミロス、スクランブル無し=シネチャグタガがチェン・ルイにスプリット判定勝ち

【写真】粗い試合をスプリットで勝利したシネチャグタガ(C)ONE

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
シネチャグタガ・ゾルツェツェグ(モンゴル)
Def.2-1
チェン・ルイ(中国)

サウスポーに構えたシネチャグタガが、左フックから右フックを当てる。一度オーソに構え、サウスポーに戻すと左オーバーハンドを決めたシネチャグタガ。圧をかけるチェンは左から右を伸ばして、右ボディを打ち抜く。シネチャグタガの左フックが連続で決り、チェンもカウンターを狙う。と、ステップインに左を受けたチェンの動きが止まり、後ろに下がる。シネチャグタガは左から右ストレートを決めてダウンを奪うと、パウンドへ。チェンは外ヒールからストレートフットロックに移行するが、シネチャグタガは足を抜いたところで再びヒールをセットされる。ここからスイープに切り替えたチェンがトップから鉄槌を落とす。

蹴り上げのシネチャグタガは、背中をついた状態でスクランブルにはいかない。、鉄槌のチェンは、蹴り上げにもパンチを続ける。残り30秒、ニーシールドを続けたシネチャグタガは下のまま時間を迎えた。

2R、右インローを蹴ったチェンは、右フックに左を当てる。アッパーからラッシュをかけるチェンに対し、シネチャグタガも思い切りフックを打ち返す。足を止めての殴り合いのなかで、チェンが簡単にダブルレッグを決める。クローズドのシネチャグタガは、ニーシールドに移行する。顔は殴れないチェンは立ち上がると、エプロンに頭を出したシネチャグタガを殴っていく。ここでレフェリーがブレイクを命じ、試合をマット中央に戻す。起き上って殴るチェンは、シネチャグタガのアップキックに腰が落ちる。

クローズドのシネチャグタガは、再びロープの外に頭を置く。構わず殴るチェンは、頭を中に戻されても蹴り上げを受けながらパンチを落としてラウンド終了を迎えた。

3R、完全に疲れた感のあるシネチャグタガだが、右オーバーハンドを2発決める。チェンは左リードジャブを打つ。疲れた両者の手数が減ると、レフェリーが注意を与えた。こから頭を下げながら左フックを打ち込み、右も当てたシネチャグタガ。チェンも左を返すが、大振りのパンチを受け印象が悪い。

残り90秒、ほぼ蹴りもなくボクシングマッチとなるなかで、シネチャグタガがローを繰り出す。ジャブの相打ちでマウスピースを吐き出したシネチャグタガに対し、チェンはなぜか組みに行かず逆にシネチャグタガのダブルレッグを切る。最後にパンチからダブルレッグを決めたチェンだが、ダメージ重視の判定でスピリットに敗れた。

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