【ONE FN11】ビュラクのバックから逃れたクォン・ウォンイルが腹攻めから右ストレートでKO勝ち
<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
クォン・ウォンイル(韓国)
Def.2R3分57秒by KO
アルテム・ビュラク(ロシア)
ジャブから右アッパーのクォン・ウォンイルに対し、ビュラクはダブルレッグでテイクダウンを奪いスクランブルでバックに乗る。スタンドの四の字フックからビュラクは殴ると、クォン・ウォンイルがヒザをついてグラウンドへ。すぐに仰向けとなったビュラクは、殴りながらRNCの機会を伺う。上体を起こしたクォン・ウォンイルだが、前方に落とすことはできず座った形でボディトライアングルを許した状態に。
体を振るクォン・ウォンイルに対し、しっかりと背中に乗るビュラクが位置を修正しつつバックを取り続ける。残り1分40秒、自ら着地したビュラク。離れたクォン・ウォンイルがボディショットからワンツーを伸ばす。さらに右アッパー、左ボディフックのクォン・ウォンイルが右エルボーを繰り出す。左ボディを続け、右を伸ばしたクォン・ウォンイルが右エルボー、左フックとスタンドで挽回し初回終了を迎えた。
2R、に右フックから右アッパー、テイクダウン狙いを許さず左ボディを入れたクォン・ウォンイルが、スピニングバックフィストをかわす。直後に左ボディを受けたビュラクが効かされて、テイクダウン狙いも切られる。急がず三日月、左ボディ、ヒザ蹴りと攻勢のクォン・ウォンイルだが、ビュラクも左を返す。クォン・ウォンイルは右ヒジから、左ボディフックを入れると左ハイへ。
さらにボディとヒジの対角線コンビで攻めるクォン・ウォンイルだが、腹を守った構えから組んだビュラクが即バックに回る。キープできなかったビュラクは、ボディにパンチ、ヒザを引き続き受けると右ストレートで後方にダウンをする。懸命に組みに行ったビュラクをヒザで倒したクォン・ウォンイルが、追撃のパウンドでTKO勝ちを決めた。
「僕がベストボクサー、タイトルに挑戦させてくれ」とアピールしたクォン・ウォンイルは5万ドルのボーナスを手にし、「ジムを創ってプリティボーイは終わったという人がいたけど、俺は絶対にあきらめない」とファブリシオ・アンドラジへの挑戦をアピールした。