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【Pancrase332】ケージ際で粘り勝ち。髙橋が「もともとのスタイル」で長岡にフルマーク判定勝利を収める

<ウェルター級/5分3R>
髙橋攻誠(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
長岡弘樹(日本)

ともにサウスポー、前に出る長岡に対して髙橋が右ジャブを突く。髙橋はプレッシャーをかけていくが、長岡は髙橋の右ジャブをパーリングしながら組み付いた。しかし髙橋は両腕を差し上げて長岡をケージに押し込む。頭をつけ、ヒザで削る髙橋は、ハイクロッチに切り替えたが取ることはできず。左腕を差し上げて右拳で削る。長岡はケージに押し込まれながらヒザを突き刺している。

髙橋はシングルレッグ、そしてダブルレッグで長岡を揺さぶっていく。体勢を崩した長岡のバックに回った髙橋、長岡もすぐに正対したがケージ際から脱出できない。両腕を差し上げ、クラッチした髙橋が押し込み続ける。髙橋のクラッチを切った長岡が体勢を入れ替えて、ケージに押し込んだ。ケージ際でめまぐるしく体勢が変わる。残り1分で離れた髙橋が、長岡の顔面に左ストレートを伸ばした。

パンチをかわして組んだ長岡だったら、髙橋に差し込まれてしまう。ダブルレッグでケージに押し込む長岡、高橋は離れ際にパンチを狙う。最後は長岡がワンツーからダブルレッグを仕掛けてラウンド終了のホーンを聞いた。

1Rはジャッジ3名とも10-9で長岡を支持している。

2R、長岡が右フックから左ストレートを伸ばして距離を詰める。しかし髙橋の左クロスがクリーンヒット。長岡は組みついて髙橋をケージに押し込むが、すぐに体勢を入れ替えられてしまう。右ヒザを相手のヒザに突き刺して削る長岡を、髙橋が尻もちを着かせた。スタンドに戻るも髙橋のワンツーとヒジが当たる。反対に長岡の左はかわされてしまう。

長岡のシングルレッグをスプロールした高橋は、ボディロックでケージに押し込まれる。長岡が足に切り替えようとすると、髙橋は右ヒザ蹴りで断ち切った。さらにスプロールから立ち上がって長岡をケージに押し込む。長岡が首相撲に持ち込むが、反対に髙橋が首相撲で長岡のクラッチを切る。ワキの差し合いから長岡がダブルレッグに切り替えるも、髙橋が首相撲から左ストレートを突き刺す。

パンチの展開からダブルレッグでドライブした長岡が、テイクダウンに成功して髙橋の背中をマットに着ける。すぐに起き上がった高橋、しかし長岡がボディロックからバックに回り、そのままケージに押し込み続けた。

2Rもジャッジ3名とも高橋に10-9をつけた。

最終回、高橋が右ジャブを突いて右に回る。長岡は追いかけ、左ストレートを当てたあと組みついた。ケージに押し込まれながら、高橋は首相撲で応戦する。体勢を入れ替えた髙橋がダブルレッグへ、そしてシングルレッグに切り替えるも長岡は倒れない。バックコントロールからケージ際に戻った髙橋、長岡は崩れ落ちるようにマットに背中を着いた。

長岡の足をまとめてケージに押し込む高橋だったが、まとめきれずに立ち上がる。背中を着いた長岡は蹴り上げを見せるも、致命傷を与えることはできず。立ち上がった長岡を押し込み続ける高橋。残り30秒で高橋が離れると、長岡がパンチの連打から髙橋をケージに押し込んでいくも、最後に髙橋の左ストレートを食らって逆転はならなかった。

結果、髙橋がフルマークの判定勝ちを収めた。髙橋は試合後、「3戦目でプレッシャーもあったけど勝てて良かったです。今日は、もともとのスタイルで試合をしたくて、それを見せることがでました」と語った。


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