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【Pancrase352】45歳対決、終了間際に必殺の払い腰を決めた村山暁洋が長岡弘樹に判定勝ち

【写真】首相撲も使いつつ、最後の最後に必殺技を決めて会場を沸かせた村山。味のあるMMAだ。(C)MMAPLANET

<ウェルター級/5分3R>
村山暁洋(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28.
長岡弘樹(日本)

両者ともに45歳。2022年12月の対戦では村山が判定勝利を収めている。サウスポーの長岡に対して、村山がジャブと左フック。左腕を差して長岡をケージまで押し込む。互いにヒザを蹴り合い、長岡が右腕を差し返して村山をケージに押し込む。村山は左腕を小手に巻くと、長岡は村山が得意とする払い腰を狙う動きを見せる。

ここから互いにケージに押し込み合う攻防が続き、左腕を差し返した村山が首相撲からヒザ蹴りを入れる。距離が離れると長岡が左フックを振って前進。村山も左ストレートを返すが、長岡が右腕を差してケージに押し込む。一度は離れた長岡がダブルレッグに入って右腕を差して押し込む、村山が払い腰を狙って投げかけたところでラウンド終了となった。このラウンドはジャッジ2名が10-9で村山、1名が10-9で長岡にポイントをつけた。

2R、村山がジャブを突いて右フック。長岡が右腕を差して組みつくと、ケージを背負う村山は首相撲からのヒザ蹴りを突き上げる。長岡はしつこく右腕を差して村山をケージに押し込み、村山は左腕を小手に巻いて、右手で長岡の左手を持ってコントロールする。長岡はダブルレッグも混ぜながら村山をケージに押し込み続け、村山は態勢を入れ替えつつヒザ蹴りを入れる。このまま長岡が村山をケージに押し込み続け、終盤、距離を取った村山がパンチを見せると、長岡もパンチを返してすぐに組みついた。2Rはジャッジ3名とも10-9で村山を支持する。

3R、長岡が左ストレートで前に出ると、村山が首相撲からヒザ蹴り。そのままパンチで打ち合い、長岡がダブルレッグで村山をケージまで詰める。村山が左腕を差して長岡をケージに押し込む。村山が距離を取りつつ、首相撲の攻防からヒザ蹴りを入れる。ここで距離が離れると長岡が右フック、村山もジャブを返して左脇を差して長岡をケージに押し込む。村山はヒザ蹴りを入れつつ、長岡も首相撲からヒジ打ち。村山もヒザ蹴りを返す。

ここで両者の距離が離れると長岡が右ジャブから左ストレート。村山がヒザ蹴りから組みつくと長岡の頭を落とそうとするが、長岡が離れる。長岡が組んでケージに押し込むと村山が払い腰を決めて一気にパンチを連打。亀になる長岡に腕十字を狙って鉄槌の連打。首相撲からの打撃も有効に使い、必殺の払い腰を決めた村山が判定勝利を収めた。


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