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【Pancrase352】反則ヒザ蹴りで減点も、バルボーザが粕谷をアナコンダで絞め落とし「マチダ空手最高」

【写真】打って良し、寝て良しのバルボーザ(C)MMAPLANET

<ライト級/5分3R>
ラファエル・バルボーザ(ブラジル)
Def.2R4分02秒 by アナコンダチョーク
粕谷優介(日本)

13センチの身長差がある両者。サウスポーの粕谷が左に回る。左ジャブを突くバルボーザ。右インローを受けた粕谷が左ミドルを伸ばす。バルボーザの右ストレートをかわした粕谷は、左インローからダブルレッグへ。ドライブして左腕を差し上げ、バルボーザをケージに押し込む。小内刈りを凌いだバルボーザが体勢を入れ替えた。頭をおっつけて右腕を差し上げるも、粕谷が返してケージに押し込んでいく。

左腕を差し上げてヒザで削る粕谷。バルボーザが右ヒザを突き上げると、粕谷が何かをアピールしたがレフェリーは取らず。押し返したバルボーザが巻き込んでテイクダウン→マウントを奪取する。腹ばいになった粕谷に対してバックマウント、さらにボディトライアングルに移行した。粕谷を仰向けにさせると、右腕を首に回していくバルボーザ。粕谷は背面の相手にパンチを打ち込み、反転してトップに回った。バルボーザは下からハーフネルソンで凌ぐ。粕谷は鼻から出血が見られるが、トップのまま初回を終えた。このラウンドはバルボーザが10-9で取っている。

2R、粕谷がプレスを掛けると、バルボーザは左ジャブを伸ばしていく。右ストレートで粕谷を下がらせたバルボーザ。粕谷は遠い距離からテイクダウンとパンチを織り交ぜる。バルボーザの右が粕谷の顔面を捉えた。左ミドルを捌かれた粕谷は、ボディロックでドライブする。右腕を差し上げた粕谷のボディに、バルボーザは右ヒザを突き上げて離れた。バルボーザは右ヒジをかわされるも、右ストレートを突き刺す。粕谷が前に出ると右ヒジで迎え撃つバルボーザだが、粕谷のボディブローを受けて動きが止まる。

ケージ中央から左を振るいつつシングルレッグで組んだ粕谷を、バルボーザがガブる。ここでバルボーザが粕谷の顔面へ、反則のヒザ蹴りを打ち込んでしまう。レフェリーが割って入り、粕谷に休憩が与えられる。バルボーザは減点1となって試合が再開される。

再開直後、バルボーザの右が粕谷を襲う。距離を取った粕谷は右フックを当て、さらにシングルレッグで飛び込んだ。ここでバルボーザがカウンターのアナコンダで組み、引き込んで絞め落とした。粕谷が落ちていることにレフェリーは気づかず、バルボーザがアピールして試合を終えた。

勝利したバルボーザはマイクを渡されると涙ながらに「マチダ空手、最高です!」感謝を述べた。


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