【Pancrase332】パンチ&右カーフで試合をコントロールした松井が、最終回に佐々木亮太を右でKO
<フライ級/5分3R>
松井斗輝(日本)
Def.3R3分18秒 by TKO
佐々木亮太(日本)
ガードを固める松井に対し、佐々木が細かいパンチを見せる。しかし松井は構わず距離を詰め、ワンツーで佐々木にケージを背負わせた。右ローを当てた松井に対し、佐々木がダブルレッグで飛び込むも、松井がスプロールすると佐々木が引き込んだ。両者立ち上がり、松井がパンチで追い込みつつ右カーフを当てる。さらに左ハイを繰り出した松井は、右ストレートを当て、右カーフで佐々木を転がす。
右ローの打ち終わりに合わせて組んできた佐々木を潰した松井が、左手を枕に抑え込む。左側へパスした松井、スクランブルに持ち込む佐々木から離れて立ち上がる。スタンドに戻ると、松井はテイクダウンを狙うも距離が遠い。松井がスプロールし続け、ノーガードで相手を挑発する場面も。右クロスを当て、ダブルレッグをスプロールするなど松井が試合をコントロールするが、佐々木の右も松井の顔面をかすめる。しかし松井が右クロスと右ローを当て続けた。
ジャッジは3者とも10-9で松井を支持している。
2R、いきなり佐々木がダブルレッグで飛び込んだ。松井は難なくスプロールし、スタンドに戻って右クロスと右ローで相手を追い詰める。再びダブルレッグに失敗した佐々木が、そのままマットに背中を着けると、レフェリーが試合を中断する。佐々木の頭部から出血が見られるため、ドクターチェックが行われた。
再開後、松井がワンツーで追い詰めると、佐々木がシングルレッグで松井に尻もちを着かせた。そのまま佐々木にケージへ追い込まれた松井は、切り返してトップを奪う。佐々木は下から松井の両腕を抱え込むも、腕を抜いた松井がパウンドとヒジを見舞っていく。起き上がる佐々木のバックをうかがいながら、松井が立ち上がった。
松井の左フックを連続で食らった佐々木がグラつく。テイクダウンできない佐々木の顔面に、松井の左ジャブが届く。右ストレートからワンツーの打ち終わりに佐々木が飛び込んで、ケージ際で尻もちを着かせた。松井は立ち上がるも、佐々木がハイクロッチで組んでいる。左足をすくい上げてテイクダウンを狙った佐々木だが、倒せないとみるや引き込む。そのままトップを奪った松井がパウンドとヒジを連打していった。
このラウンドもジャッジ3者とも松井に10-9をつけている。
最終回、松井は左フックから左ハイを繰り出した。佐々木はダブルレッグで入るも、そのまま引き込んでしまう。ハーフガードの佐々木に、松井がパウンドを連打する。佐々木は右腕を差し上げて体を起こすも、松井が右腕を枕に背中を着かせた。そして相手の右側に回って肩固めを仕掛ける。これが極まらないと、すぐに松井は立ち上がった。
スタンドに戻ると、佐々木が松井を追う展開に。しかし松井の左ジャブが当たり、佐々木はどうしてもテイクダウンに入る距離が遠くなってしまう。松井が足を使い左ジャブで削りながら、相手の足が止まったところで細かくパンチをまとめる。そして右ストレートを食らった佐々木がダウンし、そのままレフェリーが試合を止めた。
松井はこれでMMA5連勝、パンクラス初陣をKO勝利で飾った。