【Pancrase332】高木が必殺の右で遠藤を打ち抜きKO勝ち「試合が怖かったけど4月の亀井さんに繋いだ」
<フェザー級/5分3R>
高木凌(日本)
2R4分29秒 by ko
遠藤来生(日本)
体格で上回る高木が左ミドルハイ、左ローを見せる。遠藤は上下に体を振りながら、ガードを高く上げてスイッチする。距離を取った遠藤に左インローを当てた高木は、さらに遠藤の右ローに右ストレートを合わせた。高木の左ジャブが沿道の顔面を捉える。しかし遠藤も高木のローに右ストレートを合わせていく。
さらに左ボディストレーを当てるも、高木の右ストレートを直撃されてダウン。すぐさま高木はトップからバックマウントを奪った。四の字ロックで固めた高木は、腕を相手の首に滑り込ませていく。遠藤は高木のクラッチを切っていくも体勢を入れ替えることはできず。高木がパンチで削り続けた。
インターバル中に高木が雄たけびを挙げる。ジャッジは3者とも10-9で高木につけた。
2R、遠藤が距離を詰める。高木の左ジャブに反応した遠藤だが、手数が少ない。高木は右ロー、相手が中に入ってくるとテンカオで迎え撃つ。ジワリジワリと距離を整えていく高木、遠藤はボディにワンツーを伸ばすも届かず。時おりサウスポーにスイッチする高木だが、主にはオーソドックススタンスで遠藤の動きをうかがう。遠藤をケージ際まで追い込んだ高木がパンチの連打を当てた。
遠藤が動くと、高木が右ローを散らす。遠藤はスイッチとステップを見せるが、いかんせん手数が少なく、展開を変えることはできない。ワンツー、右クロスを見せる遠藤に対し、高木は右クロスで下がらせる。高木は遠藤にケージを背負わせ、二段跳びヒザ蹴りで左ヒザを当てたあと、左右フックを振るい右で遠藤の顔面を打ち抜いた。
遠藤は前のめりに倒れ、高木のKO勝ちとなった。高木はマイクを握り「前回は負けて、バンテージを巻く時に手が震えるぐらい試合が怖かったです。でもジムの仲間が僕に繋いでくれて、ここで試合を繋がないと男じゃないなと思いました。4月にジムの先輩である亀井さんに繋ぎました」と、4月30日にパン・ジェヒョクと対戦するジムメイトの亀井晨佑にエールを送った。