【Bellator291】テイクダウン&コントロール。ジェレミー・ケネディがカルバーリョを完封
<フェザー級/5分3R>
ジェレミー・ケネディ(カナダ)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ペドロ・カルバーリョ(ポルトガル)
サウスポーのカルバーリョが右ローから左ハイを見せる。ケネディが右オーバーハンド、近づくとアッパーを繰り出す。左ロー、左ミドルを入れたカルバーリョ、続く左ミドルをキャッチされテイクダウン狙いにギロチンをセットする。スラム気味に上を取ったケネディは頭を抜いて、右腕を引き寄せてカルバーリョの背中をマットにつけさせる。ケネディは枕でしっかりと抑え、ハーフでから右のパンチを連続で顔面に打っていく。
立ち上がることいができず、パンチを引き続き被弾するカルバーリョは、結果的に背中を譲ってスタンドへ。ケネディは胸を合わされてもダブルレッグからボディロックで、ケージにカルバーリョを押し込む続けると、アンクルピックで上を取り直した。ここからエルボーを2発落としたケネディが初回を取った。
2R、左インローのカルバーリョがオーソに構えを変えるが、ケネディにケージに押し込まれる。カルバーリョは懸命にウィザーで耐えるも、ボディロックテイクダウンを許す。即バックを取り、両足をフックしたケネディがRNCの機会を伺う。胸を合わせに行くカルバーリョがスクランブルに持ち込むが、ケネディのバックコントロールが続く。ここもボディロックから持ち上げ、スラムでケネディが上を取る。足を一本抜い抑えたケネディが、この回も取った。
最終回、右ローから左フックを当てたケネディに対し、前に出たカルバーリョが自らクリンチへ。ケージに押し込まれたケネディは、レベルチェンジのダブルでバックを譲るが、キムラロックからスイッチするようにバックを奪い返す。カルバーリョのキムラにも、前方にテイクダウンを決めたケネディが、ここも四の字フックに捕える。
完全にケネディの術中にハマったカルバーリョは、上半身を起こしてエスケープを測るもケネディが許さない。正座状態から立ち上がろうとするカルバーリョをネルソンの要領でコントロールしたケネディは、最後にマウントに移行しようとしたところでタイムアップを迎えた。
自らの戦いをやり切ったケネディは、静まり返ったダブリンのファンの前でウィナーコールを受けた。終わって見れば完勝、「僕は自分がいつも一番だと思っている。僕にとって最悪の日でも30-27で勝てた。僕にとって残されたのはタイトルショットだけだよ」とケネディは話した。