【Shooto2022#07】新井が齋藤をTDし続け、試合はドローも優勢ポイントでトーナメント決勝進出
【写真】新井がテイクダウン作戦を徹底し、結果はドローも新人王T決勝へ(C)MMAPLANET
<2022年度新人王決定T準決勝バンタム級/5分2R>
新井拓巳(日本)
Draw.1-0:20-18.19-19.19-19.
齋藤奨司(日本)
※優勢ポイント2-1で新井が決勝進出
サウスポーの新井が距離を詰めて左ハイ。齋藤は右ローを見せる。組みついてくる新井を捌く齋藤。新井が遠い距離から飛び込むも、齋藤がスプロールする。しかし新井が再チャレンジで組みつき、齋藤に尻もちを着かせた。齋藤は左のオーバーフックでバックは許さないが、新井がボディロックから背中を着かせる。すぐに立ち上がって足を抜いた齋藤に対し、新井がしつこく組みつき再び尻もちを着かせた。
ケージに背中を着けている齋藤の足を畳んでいく新井がパウンドを落とした瞬間に齋藤が立ち上がった。新井は齋藤をケージに押し込み、シングルで転がしていく。立ち上がった齋藤の頭が当たったか、新井がダウンするも試合は続行。パンチを繰り出す齋藤に、新井が組みついて背中を着かせ、スクランブルから齋藤を制する。
オーバーフックから投げた齋藤を潰す新井、しかし齋藤も立ち上がって打撃戦へ。ここも新井が齋藤からテイクダウンを奪うも、抑え込みきることができない。齋藤は立ち上がり、組みに来た相手をギロチンに捉えて引き込むも、これはすぐに新井が頭を抜いた。そのまま新井がケージ際でトップをキープして初回を終えている。
最終回、齋藤が右ロー。距離を詰める新井に対して左ボディを突き刺すが、新井もそのまま組みつきダブルレッグで齋藤に背中を着かせた。バタフライガードから新井を蹴り上げる齋藤。さらに下から左腕を取ると見せかけて、右腕を取って腕十字を狙った。腹ばいになった新井の右腕を伸ばす齋藤だったが、ここは腕を抜かれてしまう。
新井はスタンドに戻ると、すぐに組みついて齋藤に尻もちを着かせる。齋藤の左足を抑えてケージに押し込む新井。齋藤はガードに戻した齋藤が立ち上がる。新井の左ミドルに対し、齋藤は右フックを振るっていくが届かない。新井が一旦距離を置いてから飛びこみグラウンドに引きずりこむ。
立ち上がる齋藤、相手のボディに右ヒザを突き刺してから下がる。前に出て来る新井を首相撲に捉えたが攻撃には至らず、パンチを振りながら下がったところに組みつかれた。またも新井が齋藤の左足を抑えてグラウンドへ。齋藤はケージに背中を着けながら、足を抑えている相手にコツコツとパンチを打ち込む。それでも新井は最後に一瞬、齋藤の背中をマットに着けて試合を終えた。
裁定はジャッジ1人が新井につけたが、残り2人がドローとし、公式結果は引き分けとなった。しかし優勢ポイントは2-1で新井に。この結果、新井が新人王トーナメント決勝に進出した。