【Bellator291】ウクライナ義勇からケージに帰還。ウェルター級王者アモソフがストーリーと統一戦
【写真】もちろんアモソフのコンディションは気になるところだが、これから3カ月の準備期間で万全に仕上げて欲しい(C)BIBIANO FERNANDES
22日(火・現地時間)、Bellatorが来年2023年2月25日(土・同)にアイルランドはダブリンの3アリーナで開催するBellator291で世界ウェルター級王者統一戦を行うと発表した。
つまり正規王者ヤーソラフ・アモソフが昨年6月以来、実に1年8カ月振りとなる戦列復帰で暫定王者ローガン・ストーリーと対戦することとなった。
生涯プロMMAキャリア26勝0敗、カビブ・ヌルマゴメドフの持つワールドレコードに3勝に迫っていたウクライナ人チャンピオンは、本来は今年の5月にロンドンでマイケル・ペイジの挑戦を受け、初防衛戦を戦う予定だった。しかし、ロシアのウクライナ侵攻によりアモソフは母国を守る決断をした彼はケージから離れていた。その5月のロンドン大会で彼の代役としてマイケル・ペイジと暫定王座決定戦を戦い、ベルトを巻いたのがストーリーだ。
NCAA D1オールアメリカン4度の強烈無比なテイクダウン&コントロールでベラトールウェルター級暫定ナンバーワンとなったストーリーは2020年11月にアモソフと対戦し、スプリット判定負けを喫している。とはいえアモソフが2-1という裁定にもつれ込んだのは、その後のKSW世界ウェルター級王者でONEと契約したロベルト・ソルディッチ以来、2人目だ。
ウェルラウンダー、打撃という局面だけなら暫定王者の上を行く正規王者だが、5R戦でストーリーのレスリングを凌ぎ切れるか。アモソフの持つ柔道流のテイクダウンが試合の鍵を握るやもしれない。