＜70キロ契約／5分3R＞
平本蓮（日本）
Def.3-0
弥益ドミネーター聡志（日本）

やや広いスタンス、後ろ足で移動する平本が弥益の踏み込みに右の置くパンチを当ててダウンを奪う。スタンドで待ち受ける平本は、弥益の踏み込みに再びワンツーでダウンを奪うと、ここはパウンドを打っていく。ヒールに入った弥益、上を向いてセットされながら平本は反転して殴って足を引き抜く。

ここで立ち上がった平本に対し、弥益はダブルレッグも切られシングルから引きこむ。すぐに立った弥益、平本はケージ中央で待つ。右ハイに右ボディを入れた平本は、またもステップインにカウンターを当てる。引き込むように倒れた弥益は、立ち上がって小刻みに動くが前に出られなくなっているか。シングルを切り、引き込んだ弥益を殴った平本は足関節も対処して初回を終えた。

2R、後ろ足で移動を続け、決して左右の足が交錯しない平本。弥益は跳びヒザを見せ、そこを迎え打とうとする。前後の動きに惑わされない――試合前の決め事を守る平本は、ダブルから引き込む弥益から離れる。弥益はサイドキックで関節を蹴る。テイクダウン狙いの弥益に右を当てる平本に対し、弥益はシングルも切られる。

頭から突っ込みクリンチを狙う弥益は殴られて、ダウン気味に引き込む。ここからの足関節は平本は自信を持って対処し、スタンドに戻る。跳びヒザから右を当てた弥益は、左を振るって前に出る。間合いを取った平本は、時間になると「うんうん」と頷いた。

最終回、初めてオーソに構えた平本がすぐにサウスポーに戻す。強振して前に出る弥益との距離を取る平本は、左を打ちに行く。ここでダブルレッグでテイクダウンを決めた弥益だが、平本はケージを使って立ち上がりウィザーでバックを許さない。離れた平本は右ジャブ、左を伸ばす。ここに右を伸ばす弥益は、右を受けて引き込む。

立って待つ平本、右に回りながら初めてサークリングを見せる。パンチを当てて前に出ると、左を被弾した弥益だがダウンから立ち上がって、果敢にパンチを振るう。ここに平本は呼応する場面もあったが、再び間合いを取るファイトに。左右のフックに左を受けて倒れる弥益が、スタンドに戻り右オーバーハンドを打っていく。

残り1分、フックをテンプルに受けて弥益が倒れる。スタンドに戻った弥益にジャブを当て、左を伸ばす平本はシングルを切って左のパンチを打ち込む。ここで時間になり平本が大の字になった弥益にすぐに近寄り、手を握って言葉をかわした。

結果、MMA打撃開眼の平本が3‐0で平本が判定勝ちを収めた。「僕は今まで対戦相手や関係ない人を巻き込んできたのですが、この場を借りてお詫びを……するわけないでしょ。これからは僕の時代です」と平本はらしいマイクでイベントを締めた。

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