【THE MATCH2】平本蓮が右肩・外傷性肩関節不安定症で全治6カ月、朝倉未来とのリマッチは中止
【写真】朝倉×平本のリマッチは中止、東京ドームでのイベント開催についても近日中に発表される見込み(写真は昨年7月の超RIZIN03での公開計量時)(C)TAKUMI NAKAMURA
3日(月)RIZIN公式YouTubeチャンネルにて、5月4日(日)東京ドームで開催されるTHE MATCH2に関する記者会見が行われ、朝倉未来×平本連の中止が発表された。
text by Takumi Nakamura
昨年大晦日に発表されたTHE MATCH2での朝倉×平本の再戦は、平本の右肩の負傷(外傷性肩関節不安定症により全治6カ月)のため中止となった。会見に出席したRIZINの榊󠄀原信行CEOによれば2月中旬に平本サイドから怪我の報告があり、試合出場への最善策を念頭に置いてRIZINのオフィシャルドクターも診断にあたったが、すぐに手術が必要と判断。平本は2月末に手術を行い、この日の会見に至った。榊󠄀原CEOの発表を受けて、平本も会見に登壇し、ファンに欠場を謝罪したうえで怪我の状況と欠場に至る経緯を説明した。
「怪我をしてだましだまし練習をして、週3回くらいPRP注射や筋肉系を回復する治療をやってきたんですが、関節の障害で骨が削れてしまっていて、手術する以外、試合はできないと言われてしまいました。それですぐRIZINや榊原さんに相談して、5月の試合を飛ばすことは不可能だと思ったのですが、RIZINサイドから選手生命の維持を第一優先にしてくれと言ってもらえたので、欠場とさせてもらいました。
もともと去年の練習から肩を怪我していて、試合が決まって年が明けて練習が激しくなる中で、スパーリング中に激しい脱臼をしてしまいました。それが何度も続く症状が出たので、さすがに試合なんか言っていられる状況じゃないと思って、手術をすることになりました。手術自体は成功して、年内、大晦日には復帰したいと思います。今自分に出来るベストを尽くして、みんなの前に戻ってきたいと思います」
代替カードについては、現時点で未定。榊󠄀原CEOは引き続き朝倉サイドと平本以外の対戦相手で試合を組む方向で話し合いを続ける意向を明かし「一度は引退した朝倉未来が平本蓮が相手だったから復活を決めたことだと思うので(代替カードは)簡単な話じゃないと思いますが、鬼気迫る・殺気だったリング上の朝倉未来を待ちわびている多くのファンがいると思うので、一人のプロモーターとして朝倉未来の復活祭をプロデュースさせてほしいと思っています」とコメント。
また5月4日のTHE MATCH2、東京ドームでのイベント開催そのものについても「今日の時点で、蓮がいなくなって未来とやれないけど、5月4日に東京ドームでイベントをやりますと宣言するだけの準備は整っていないです。必死に今、東京ドームを熱狂させられるコンテンツを作るために知恵を絞ってやっています。勇気ある撤退を決めるのであれば、それも一日も早く決めることが必要だと思いますですが、もう少しジタバタさせてもらって、志高きRIZINファイターを中心に最高の熱狂を届けられるイベントを作り出せるようなマッチアップを急ぎたい」と調整段階であることを明かし「(イベントを)やる・やらないにしても一週間以内には発表したいと思います」と会見を締めた。