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【UFC280】王者ステーリングがTD、バックマウントからパンチ連打でディラショーに何もさせず王座防衛

【写真】完勝でご機嫌の王者は試合後、カメラに向かってダンスを披露した(C)MMAPLANET

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
アルジャメイン・ステーリング(米国)
Def.2R3分44秒 by TKO
TJ・ディラショー(米国)

ステーリングが距離を詰めて左ジャブ。ディラショーはクラウチングスタイルから右ローを放ち、前に出る。スイッチするディラショーは、ステーリングの左ハイをかわし、右ストレートを打ち込んだ。ステーリングがディラショーの右ミドルをキャッチし、グラウンドに持ち込む。ディラショーがスクランブルを仕掛けるも、ガブったステーリングがバックを狙った。ガードポジションを取るディラショー。ステーリングはパスしてマウントを奪う。

マウントからパンチを連打するステーリング。ディラショーは防戦一方に。四の字ロックで固めて右のパウンドと打ち続けるステーリングが、背中を向けたディラショーの首に左腕を回す。ここは凌いだディラショーだったが、ヒジをもらいながらも起き上がろうとしたところで再びバックを奪われる。すぐさまRNCを狙うステーリング。四の字ロックで固めて、バックからパンチを浴びせる。右のパンチをコツコツと当てるステーリングが、バックコントロールでペースを握り続けている。

ここで立ち上がったディラショーだが、ステーリングがパンチと蹴りを散らすと下がってしまう。相手にケージを背負わせたステーリングは、ダブルレッグへ。ディラショーはスプロールしきれず、ケージに押し込まれてしまう。相手に尻もちを着かせたステーリングが、スクランブルを制して初回を終えた。

2R、ディラショーが右を振るう。ステーリングは右ミドルハイ。さらに右前蹴りで距離を測り、ディラショーの右をかわす。サウスポーにスイッチしたディラショーを、ステーリングがシングルレッグでテイクダウンする。ハーフガードのディラショーを抑え込むステーリング。パスしてサイドへ移行したステーリングに対し、ディラショーはハーフからガードに戻した。しかしステーリングはトップから右ヒジを落とし、スクランブルからアナコンダに抱えてグラウンドへ。

ここで頭を抜いて離れたディラショーは、左手を抑えて何かを訴えている。パンチの連打からディラショーをケージに押し込むステーリング。ダブルレッグで背中を着かせ、パンチとヒジを落として相手を抑え込んでいく。ハーフガードを取るディラショーをパスし、マウントを奪取したステーリングは、バックマウントに移行してパンチを連打。完全にディラショーの体を伸ばし、左のパンチを連打してレフェリーストップを呼び込んだ。

昨年3月にピョートル・ヤンを下して世界バンタム級王座を獲得したステーリングが、完勝で2度目のベルト防衛に成功した。


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