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【UFC280】マカチェフがオリヴェイラに肩固めを極めて王座戴冠。次はヴォルカノフスキーとの王者対決!?

【写真】改めて強さが目立った新王者。セコンドのヌルマゴメドフは、違う意味で目立ちまくっていた(C)MMAPLANET

<UFC世界ライト級王座決定戦/5分5R>
イスラム・マカチェフ(ロシア)
Def.2R3分16秒 by 肩固め
シャーウス・オリヴェイラ(ブラジル)

開始早々、オリヴェイラが右前蹴りで飛び込む。サウスポーのマカチェフに右ミドルハイ。返す刀、マカチェフが左ストレートから右フックを当て、オリヴェイラを下がらせる。

さらに左アッパーから左右フックにつなげるマカチェフ。距離が近くなったところで組んできたオリヴェイラを押し倒したマカチェフは、腰を上げてパウンドを打とうとしたが、オリヴェイラの三角絞めに捕まる。

しかし、すぐに頭を抜いたマカチェフは、会場の大声援を受けながら細かいパンチを落としていく。フルガードで固めるオリヴェイラ。マカチェフがパスを狙った瞬間に潜り、立ち上がった相手をケージに押し込んだ。ケージを背にしながら首相撲で迎え撃つマカチェフが、左のオーバーフックから、払い腰でクリーンテイクダウンを奪った。トップからプレッシャーをかけて、左ヒジを叩きつけるマカチェフ。オリヴェイラは下から蹴り上げ、さらに三角で捉えてパンチを打ち込んでいった。

2R、距離を詰めるオリヴェイラを左ストレートから右フックで迎え撃つマカチェフ。首相撲からヒザを連打して組みついたが、オリヴェイラが四つからマカチェフをこかした。右のオーバーフックから立ち上がるマカチェフに対し、オリヴェイラは右ヒジを放つ。体勢を入れ替えて相手をケージに押し込むマカチェフ、オリヴェイラは右のオーバーフックで耐える。

両腕を差し込んだマカチェフは、相手の態勢を崩しにかかるもオリヴェイラは倒れない。互いにヒザを突き刺しながら、マカチェフが離れた。マカチェフの右フックに右ストレートを返すオリヴェイラ。マカチェフは右フックから足を使って回る。左ストレートから右フックを当てたマカチェフは、左ハイを繰り出した。右をヒットさせるオリヴェイラが、マカチェフを追い立てる。

ここで二段蹴りを繰り出したオリヴェイラだったが、マットの着地時を狙われた。タイミング良く右ストレートを突き刺したマカチェフは、ダウンしたオリヴェイラを抑え込む。肩固めをセットアップしたマカチェフは、相手の右側にパスして、そのままタップを奪った。

勝利したマカチェフは元世界ライト級王者のチームメイト、カビブ・ヌルマゴメドフに抱きかかえられる。さらに大喜びのヌルマゴメドフは、勝ち名乗りを受けたマカチェフを肩車した。新世界ライト級王者となったマカチェフを横に、ヌルマゴメドフはマカチェフと世界フェザー級王者アレックス・ヴォルカノフスキーの対決を提案。ケージサイドで観戦していたヴォルカノフスキーは、すぐにケージインして、そのアピールに応えた。ライト級とフェザー級の王者対決は実現するのか、続報を待ちたい。


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