【Gladiator019】森戸新士とプログレス組み技戦、須藤拓真「なぜ試合を受けてくれたのか不思議(笑)」
【写真】プログレスは金網から指を防御する目的でMMAグローブが使用されているので、このMMAの時とあまり外見的には変わらないかもしれない (C)MMAPLANET
明日25日(日)、大阪府豊中市の176BOXで開催されるGladiator019で、森戸新士とプログレス・フォークスタイルグラップリング戦で戦う須藤拓真。
道着、ノーギ、MMAを同時進行でキャリアップ中の須藤は、上下の入れ替わりにポイントが入るプログレスの試合で日本を代表する柔術家とどのように戦うつもりでいるのか――を尋ねた。
――グラジエイター初出場。プログレス提供グラップリングマッチで、森戸新士選手と対戦します。まず71キロという体重というのは?
「ほぼナチュラルです。減量は全くしないです。ジャンクフードを控えると、これぐらいの体重ですね」
――コンペティションで動くとすれば、この体重というのは?
「普段に近い体重で試合をしたのは、去年の11月のUnrivaledぐらいですね。正直にいうと、脂肪が乗り切らないで減量疲れもない68キロぐらいがベストです。ノーギのフェザー級だと67.5キロで、当日計量で柔術だと直前ですから。今回は当日計量でも5時間ぐらいは時間が空きそうなので、水を少し抜いたほうが動きは良かったかもしれないですね。
ただ森戸選手が68キロにするのは、難しいでしょうし。柔術でも階級が1階級違いますしね。でも森戸選手のような格上の人を食えると美味しいです」
――おお。柔術的には紫帯と黒帯の対戦となります。
「柔術の黒帯といってもピンキリがあると思っています。そのなかで、本当に森戸選手はトップで。レベルが違うんじゃいかと実は思っています。何より森戸選手からすると僕は全然格下の相手なので、なぜ試合を受けてくれたのか不思議です(笑)」
――ノーギでも、ですか。
「まぁ柔術が強い人は、ノーギをやらせても強いので。ただ道着だとほぼ100パーセントをやられるでしょうが、ノーギなら可能性は全然あるかと思っています」
――おお、スクランブルやリバーサルでポイントが挽回ができる。上下の入れ替わりは全てポイントというルールに関して、どのような印象を持っていますか。
「柔術だとマウントを返されたり、バックで落とされて下になってもポイントにならないので『そこはまぁ、良いかな』っていうぐらいで下になることもあります。でも、このルールでは気を付けないといけないですね。それに森戸選手が河名マスト選手と戦った試合を映像で見たのですが、立ちの強い相手にも意外と立ちで戦っていました。2P献上して下から攻めるのかと僕は思っていたので」
――ケージという環境も合わせて、このルールではどのようなグラップリング戦を戦いたいと思っていますか。
「やっぱり立ちが想像以上にできますし、森戸さん相手に戦うんだから引き込んでポイントを失って負けてもしょうがない。そういうつもりで戦うと思います」
――パウンド有りでも下になるので、2P献上ぐらいなら――と。
「そうですね。MMAの時と比べると、そこまできつくないんじゃないかと」
――森戸選手はMMAファイターのグラップリングにおける柔術技への防御力が、それほど高くないことを試合で立証してきました。須藤選手はMMAを戦っている柔術家として、ディフェンスという部分で、他の選手と違いを見せたいというのは?
「う~ん、そこまで深く考えていなかったです(苦笑)。でも……普段から練習でボコスカやられているので、逃げる能力はあるんじゃないかと思います」
――では、どのような試合をしたいと考えていますか。
「自分の色が出せるような。それとMMAファンが見ている試合なので、グラップリングは面白くないと思っている人も多いと思います。そんなMMAファンをグラップリングに引き込めるような試合ができたら良いな、と」
――ところで修斗の11月大会に出場が決まっていますが、グラジエイターでMMAを戦うということは考えていますか。
「いえ。グラップリングだとグラジエイターも他のグラップリングの大会も出ようと思いますが、MMAは修斗からつながるような上の団体なら出ることもありますが、当分は修斗で戦っていこうと考えています」
――師匠の柳澤哲裕エクストリーム・エビナ代表からは『たこ焼きの美味しい店を知りませんか。試合が終わって、須藤に食べさせてやりたいんです』という連絡がありました(笑)。
「アハハハハ。試合の話ではなくて(笑)。柳澤さんらしいです。そうですね、あまり関西の方では僕は知名度はないと思うのですが、自分の試合で喜んでもらえればと思います」
■視聴方法(予定)
9月25日(日)
午後1時~ Gladiator MMA YouTubeチャンネル
■ Gladiator019計量結果
<バンタム級/5分2R>
南出剛:60.9キロ
ライダーHIRO:60.95キロ
<フライ級/5分2R>
NavE:56.65キロ
有川直毅:56.6キロ
<ライト級次期挑戦者決定戦/5分2R>
井上啓太:70.1キロ
グスタヴォ・ウーリッツァー:69.35キロ
<フェザー級/5分2R>
中川皓貴:65.75キロ
島村裕:65.45キロ
<プログレス71キロ契約/5分2R>
森戸新士:―キロ
須藤拓真:―キロ
<プログレス84キロ契約/5分2R>
カウアン・タニノ:――キロ
小谷直之:―キロ
<バンタム級/5分2R>
江木伸成:――キロ
MAGISA:―キロ
<バンタム級/5分2R>
別所竜弥:61.05キロ
MASANARI:61.05キロ
<フライ級/5分2R>
久保健太:56.4キロ
ヤックル真吾:56.7キロ
<フライ級/5分2R>
吉村友菊:56.5キロ
中西テツオ:56.45キロ
<バンタム級/5分2R>
大前健太:61.15キロ
谷口武:60.75キロ
<フライ級/5分2R>
KJ・タイラー:56.45キロ
岡本秀義:56.6キロ
<フライ級/5分2R>
川崎聖太:56.6キロ
中山陸斗:56.2キロ
<バンタム級/5分2R>
溝口司:60.95キロ
浅井亮磨:60.4キロ
<ライト級/5分2R>
中薗優太:68.55キロ
後藤丈季:70.3キロ
<フェザー級/5分2R>
伊賀GORI:65.45キロ
一輝:65.6キロ
<ウェルター級/5分2R>
近藤魁星:76.95キロ
藤田大:75.25キロ