【OFC14】ドタバタ乗り越えたデイビスが、当日到着アマール下す
【写真】対戦相手が二転三転というか、試合前日に変わり、当日に元通りとなるなど、ドタバタの試合でデイビスがしっかりとエルボーでTKO勝ちを収めた(C)ONE FC
<ライト級/5分3R>
ピーター・デイビス(マレーシア)
Def.2R3分07秒by レフェリーストップ
ワカー・アマール(パキスタン)
マレーシア航空機事故被害者への黙祷が、ファイターがケージの中に入ってから行われたメインカード第1試合。ビザが取得できず試合に間に合わないと見られたワカー・アマールが、試合当日にクアラルンプール入りし、当日計量を済ませ地元のデイビス戦へ。
この試合からフェザー級に転向を試みていたデイビスだが、アマールのビザ問題によりライト級戦で戦うことになった。一回り大きなデイビスだが、蹴り足を掴まれパンチをいきなり受ける。脇を広げたユニークな構えを見せるデイビスは左ミドルから右前蹴り、アマールのパンチにシングルレッグを仕掛ける。アマールは左腕でギロチンに捉えるも、外されテイクダウンを奪われる。デイビスはハーフからエルボーを落とし、ヒザを顔面に蹴り込む。左腕を差すアマールは、顔面にエルボーを連打されながら、リバーサルに成功するとマウントから腕十字へ。これを凌いだデイビスがトップに。再度、エルボーを落すデイビス。目まぐるしい展開の初回は、デイビスが取ったか。
2R、アマールがローを見せる。右ミドルを受け、バランスを崩したアマールに対し、デイビスは組みついてテイクダウン、ハーフからマウントへ。アマールの右手を頭の後ろからクラッチしたデイビスは、頭を動けなくしてエルボーを落す。2発、3発と目の周囲にエルボーを受けたアマールが溜まらずタップへ。対戦相手交代のドタバタを残りこえたデイビスが、しっかりと勝利を挙げ母国のファンの大声援を受けた。