【Road FC61】戦っているけど、戦えてないシン・ドングクがナンディンエルデンに心折れKO負け
【写真】シン・ドングクは相当に厳しいパフォーマンスだった……(C)ROAD FC
<76キロ契約級/5分3R>
ムングントスズ・ナンディンエルデン(モンゴル)
Def.3R2分40秒by KO
シン・ドングク(韓国)
ライト級の両者が、ほぼウェルター級に近いキャッチウェイト戦で戦う。ナンディンエルデンは右カーフを続け、シン・ドングクはケージの前を移動する。ジャブで距離を詰めるナンディンエルデンが、シン・ドングクのステップインに左ジャブを合わせてダウンを奪う。すぐに立ち上がったシン・ドングクは真っ直ぐ組みつくが、ナンディンエルデンが体を入れ替えて離れる。
その後もジャブで距離を支配するナンディンエルデンは、待ちの姿勢に。レフェリーが両者に攻めるよう注意を与えると、シン・ドングクが前に出て拳を振るうがクリーンヒットはない。ならばと組みに来たシン・ドングクを首相撲で捕らえたナンディンエルデンは、ヒザを連続で突きあげ、スピニングバックフィストを振るう。シン・ドングクも左フックを当てたが、左ミドルを蹴られる。前足でケンケン、前傾姿勢で挑発するナンディンエルデンがミドル、回るシン・ドングクを追いかけたところで初回が終わった。
2R、ケンケンに続き、前後の足を大きく開き、腰を異様に落としてゆっくり動くナンディンエルデン。それでも前に出ないシン・ドングクは、大きな右フックを振るも、かなり動きは見られているか。ナンディンエルデンはスイッチをしながらジャブ、ロー、ミドルとハイと蹴りを見せ、右を伸ばす。スピニングバックフィストが空振りになったナンディンエルデンが、間合いを取り直す。ほぼほぼレンジの外で動くシン・ドングクは、踏み込みを完全に見切られている。
両者、間合いを外し合い待つ展開に。ここもすぐにレフェリーが注意する。残り1分、ローに右を受けたシン・ドングクがダメージというよりも、ビックリダウンのように尻もちをつく。すぐに立ち上がったが、シン・ドングクはほぼほぼ手が出ない。ナンディンエルデンは飛びヒザに続いた放ったハイキックでバランスを崩す。ここでシン・ドングクがクリンチで押し込むが、自ら離れると終了の合図の後に、ジャンプをして前転をしながら蹴りを見せるというアクションを見せた。
3R、肩を振って前に出るナンディンエルデンがローに右を合わせる。シン・ドングクが右フックを当てるが、すぐにジャブで下がらされる。ナンディンエルデンは左ミドル、シン・ドングクの右に右を合わせようとする。続いてボディを右で殴ったナンディンエルデンは、腹打ちを続け素早い左ジャブ、手をついて蹴りを見せたシン・ドングクは有効な攻めがない。と、左フックの踏み込みに左ショートを打たれ、尻もちをついたシン・ドングク。これもダメージというよりも、心折れのようなダウンの仕方に見える。
そして立ち上がってワンツーを振ったところで左を打ち抜かれると、尻もちで座ってから後方に倒れ込み勝負は決した。