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【ROAD FC65】豪腕=難敵ナンディンエルデンと準決、キャプテン☆アフリカ―02―「組んで倒したい」

【写真】寝技のブレイクを避けるために相手にある程度攻めさせたというリスキーな選択も、寝技に自信があるから。今回は寝技に付き合わない相手に、どのようなゲームプランを立てているのか(C)ROAD FC

26日(土・現地時間)、韓国はアニャンのアニャン体育館で開催されるRoad FC65で、ムングントスズ・ナンディンエルデンとグローバル70キロトーナメント準決勝で戦うキャプテン☆アフリカのインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

準々決勝のパク・ヘジン戦は、まさに試合前のインタビューで言っていたとおりの「出力のコントロール」が見えた試合だった。同じグラップラーであるパク・ヘジンを相手に新たな実力を示してくれたキャプテン☆アフリカだが、完全ストライカーであるナンディンエルデンに対しても同様の自信を見せた。

<キャプテン☆アフリカ・インタビューPart.01はコチラから>


――前回のパク・ヘジン戦の話に戻りますが、まず開始早々テイクダウンに成功しました。パク・ヘジンもグラップラーですが、組み力についてはどのように感じましたか。

「テイクダウンした時点で、フィジカル差があると思いましたね。もともと1階級下のチャンピオンなので、もっと体が小さいイメージを持っていました。でも計量前日の記者会見で見た時は、思っていたよりも相手が大きくて。ただ、本計量が終わってから自分のほうが体重は戻ったはずです。セレモニアル計量の時は、相手の体の大きさは感じられなくなっていました。実際に試合でテイクダウンした後は、『これはずっと抑え込み続けることができるな』と感じました。

ただ、ルール説明の時から『グラウンドでは抑え込み続けていたらブレイクが掛かる』ということを厳しく言われていたんですよ。たとえパウンドを打っていても『軽いパウンドだけなら立たせる』と。だから――あえて相手が動けるような状態にしていて。相手が腕十字や足関節を狙いに来ても、絶対に極めさせない自信はありましたから。やっぱり相手も柔術黒帯で寝技は強かったです。自分も2Rにスイープされてしまいました。ただ、とにかく極めさせへんフィジカル差はあったと思います」

――そうだったのですね。2Rに内ヒールを狙われたり、スイープからマウントを奪われた時はヒヤリとしました。

「理想をいえば足関節も、あそこまで足を抱えさせたくはなかったです。でも相手に動きをつくらせておかないと、ブレイクが掛かりスタンドで五分の状態に戻されてしまう。それよりは抱えられた足を抜いて、また抑え込みに行ったほうが有利なので」

――1Rと2Rを取り合った末の最終ラウンドは、まさにキャプテン選手が「やりきった!」という印象を持ちました。

「試合前にMMAPLANETのインタビューでも言っていたとおり、前の試合は最初から3Rフルで戦うつもりでした。1Rから3Rまで出力をコントロールしながら戦い続けるというプランで。そのプランどおりに、やりきることができましたね。敵地でRoad FCのチャンピオンを相手に、自分のやりたいことをやれたというのは気持ちの面でも大きいです」

――その「出力のコントロール」こそが、マックス・ザ・ボディ選手との2連戦の後に課してきたトレーニングの成果であったわけですね。2022年7月の長田拓也戦では試合後に倒れ込んでいましたが、パク・ヘジン戦はまだまだ戦えるような状態に見えました。

「アハハハ、ありがとうございます。もちろん疲れはありました。試合が終わって控室に戻ったら、本当にしんどくて(笑)。とにかく試合中に失速しないためのトレーニングを積んできました。マックス戦のあともそうですし、長田戦から試合がない間も自分が強くなっている実感は持っていたんです。でも『試合をしてみないと分からない』という不安もあって。パク・ヘジン戦の内容と結果で、自分が強くなっていることを証明できたと思います」

――ちなみにご自身の試合前ですが、マックス選手の試合は視ていましたか。

「いえ。アップのためにテレビの前から離れていて、その時は視ることができなかったんですよ。他の試合も視ることはなく、とにかく自分の試合に集中していました。大会が終わってから試合映像を視て――お互いに勝って、決勝で戦う可能性が出てきましたね(笑)」

――1勝1敗からの決着戦がトーナメント決勝で実現してほしいところですが、キャプテン選手が準決勝で対戦するムングントスズ・ナンディンエルデンも難敵です。

「先ほど言ったとおり前回は自分の試合だけに集中していたので、他の選手についてはチェックしていませんでした。誰と誰が対戦する、というぐらいで。改めてナンディンエルデン選手の試合を視ると、とにかく打撃が強い。ボクシングとキックボクシングの王者みたいで。どのパンチが怖いかということではなく、打ち合いの中で打ち勝っているという印象です。自分としては、そういう打ち合いの場面をつくらせずに戦いたいですね」

――打撃の攻防があるなかで、いかにして打ち合いにならずに試合を進めるか。

「まずは自分の打撃の入り方を大切にしないといけないですね。そのうえで相手が得意な展開――打ち合いの中で相手の打撃をもらうことは避けることが重要になると思います」

――ナンディンエルデンは在韓モンゴル人選手で、アマチュア時代からRoad FCに出ている「生え抜き」ファイターです。以前は打撃も粗い印象はありましたが、キャリアを積むにしたがって精度が高くなっているように思います。

「Road FCに出てみて、韓国にはナンディンエルデン選手のように打ち合うファイターが多いという印象を受けました。日本だとあれだけ足を止めて、どちらかが倒れるまで打ち合うような展開は少ないですよね。特にナンディンエルデン選手ほど打ち合いに来るような選手とは、自分も対戦した経験がないです。
ただ、相手の過去の試合映像を視ても、グラウンドで戦っているシーンがほとんど無いですよね。それほど寝技が強そうな相手と試合をしているわけでもないですし、まず試合で組んでみないと分からないというところで。いずれにしても、僕としては組んで倒したいです。出力をコントロールするようになったことで、今の自分が一番強いと思っています」

――では最後に、次の試合に向けての意気込みをお願いします。

「改めてトーナメントの試合を見返してみると、本当に強い選手が揃っています。同じ準決勝でマックス選手と戦うロシア人選手(アルトゥル・ソロヴィエフ)も本当に強いです。このトーナメントで優勝できたら、世界的な評価も高まるんじゃないかと思います。ただ、優勝するためにまずは次の試合のことしか考えていません。しっかり自分のスタイルで――自分を信じて戦います。日本の皆さんが今回も、キャプテン☆アフリカの試合をアフリカTVでご覧いただけることを願っています!」

■視聴方法(予定)
8月26日(土・日本時間)
午後1時00分~KAKAO TV、AFREECA TV

■ROAD FC65主な対戦カード

<Road FC グローバル63キロT準決勝/5分3R>
キム・スーチョル(韓国)
ブルーノ・アゼベド(ブラジル)

<Road FC グローバル63キロT補欠戦/5分3R>
ムン・ジェフン(韓国)
ヤン・ジヨン(韓国)

<Road FC グローバル70キロT準々決勝/5分3R>
ムングントスズ・ナンディンエルデン(モンゴル)
キャプテン☆アフリカ(日本)

<Road FC グローバル63キロT準決勝/5分3R>
ラザバリ・シェイドゥラエフ(キルギス)
原口央(日本)

<Road FC グローバル70キロT準決勝/5分3R>
アルトゥル・ソロヴィエフ(ロシア)
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)

<Road FC グローバル70キロT補欠戦/5分3R>
シン・ドングク(韓国)
ハン・サングォン(韓国)

<無差別級/5分3R>
関野大成(日本)
オ・イルハク(韓国)

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