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【Bellator281】ティム・ワイルドが金網掴んで、スプリット判定を逃す。デイヴィスは命拾いのドロー

<ライト級/5分3R>
アルフィ・デイヴィス(英国)
Def.1-0:29-27.28-28.28-28
ティム・ワイルド(英国)

リーチで優るワイルドに前足のハイ、ミドルを軽く蹴るデイヴィスが左に回る。ワイルドはボディを狙い、左ジャブを届かせる。ワンツーで前に出たワイルドにデイヴィスが右カーフを蹴る。素早い上段後ろ回し蹴りを見せたデイヴィスは、右をヒットさせる。ワイルドもハイキックから左右のパンチを振るうと、デイヴィスが組んでケージに押し込む。離れた両者、デイヴィスはワイルドの蹴りに左フックを合わせる。ケージを背負ったデイヴィスが左に回る。ワイルドは右ミドルから右ストレート、左フックと圧で上回る。デイヴィスも左ハイ、後ろ回し蹴り──から、ダブルで組みつく。

ケージを利して耐えるワイルドは、ボディロックで持ち上げらえるとケージを掴み、一発で1Pの減点を受ける。試合はスタンド、デイヴィスがワイルドを押し込んだ状態で再開となり、すぐに体を入れ替えたワイルドが離れ時間となった。

2R、前に出るワイルド、回るデイヴィスが蹴りを放つ。ワイルドは右を振るって前に出ると、デイヴィスもスラッピーなワンツーフックを空振りする。両者、振りが大きくなりワイルドが右ストレートからスピニングバックフィストを繰り出す。パンチをまとめたワイルドは左ジャブをダブルで被弾しながら、前に出る。ワイルドが後ろ回し蹴りで突破口を開こうとするなど手数で優る。ローをキャッチしたデイヴィスはケージに押し込んで、足をリリースすると後ろ回し蹴りを狙う。

さらにスピニングバックアックスキックを蹴ったデイビスは、クリンチから離れると頭を背けたような大振りのパンチを打ちつつ、ワイルドの攻撃をかわして右フックをヒットさせた。後ろ回し蹴り、カカト落とし、さらに跳びヒザと大技でデイヴィスは、ポイントを稼ごうとしたかのような終盤戦だった。

最終回、観客を煽る両者。ワイルドが右オーバーハンド、ローを入れる。デイヴィスはその場スーパーマンパンチで左を当て、ローをチェックする。圧をサークリングでかわすデイヴィスがジャブから左ハイを繰り出す。ワイルドもサイドキック、スピニングバックキック、そして内回し蹴りを狙う。

デイヴィスは飛び込んで右の大振りフックを当てると、ミドルを蹴る。殴られる時に、横を向いて視線が外れるデイヴィスがそのタイミングで左フックをヒット。ワイルドは前に出るが、左フックを被弾しそうになる。左ボディフックを入れたワイルドは、左フックから右フックで殴られ、後ろ回し蹴りを受けそうになる。

飛び込んでパンチを見せたワイルドは、最後に右をヒットさせる。終盤は下がったデイヴィスが中盤は精度で上回ったものの積極的に見えたのはワイルドだ。果たしてジャッジの判断は1人が29-27でデイヴィス、残り2人が28-28でドローに。ワイルドはケージ掴みで勝利を掴みそこなった。


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