【NEXUS25】ネクサス初陣の西岡裕、ジミー西を立ち技=ワンツー&寝技=パウンドで圧倒→完勝
【写真】西岡の実力をもってすれば、ネクサスのタイトル戦線に絡んで然りかと(C) MMAPLANET
昨日19日(日)に東京都新宿区のGENスポーツパレスでNEXUS25が開催された。
レポート最終回は2019年11月の修斗沖縄大会で14年振りにMMA復帰──というよりも、再デビューを果たした西岡裕が2年振りの実戦復帰=ネクサス初戦となったジミー西戦の模様をお伝えしたい。
<フェザー級/5分2R+ExR>
西岡裕(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18
ジミー西(日本)
開始直後から西岡はワンツーのコンビネーションを続け、西のローにも左を打ち込む。
さらにジャブを当て、右ストレートにつなげると、組もうとした西にアッパーを打ちこむ。たまらず尻もちをついた西はすぐに立ち上がったものの、西岡の右ストレート、ジャブに打つ手がない。
必死に頭を振ってパンチをかわし、右ローを蹴っていく西に対し、西岡は出入りからワンツーを続ける。
西もジャブを入れ、左フックを当てるが、すぐに西岡が右ストレートをヒットさせる。ローに右ストレートをカウンターで入れた西岡に対し、西もパンチを被弾しながら前に出てフックを振るい、ローを蹴る。
西岡のローをキャッチした西は、テイクダウンに組みに展開に持ち込めず離れる。
じっくりと距離を詰める急がないステップから素早いパンチで西岡が、終始試合を支配し残り1分に。西の右をパンチを外受けのようにブロックした西岡は、ワンツーを打ち抜き飛びヒザを狙う。西はここでシングルを仕掛けるも西岡はエルボーを頭部に入れて初回をリードした。
2R、ローをチェックする西岡はシングルレッグを潰してケージ際でトップを奪う。
背中をつけた西に右のパウンドを落とす西岡が、右足をすくっての足関節狙いにも正座して対処する。西は仕方なくフルガードに戻そうとするが、足首を掴んでヒザ立ち状態の西岡は勢いのある左にパウンドから、連打を打ち下ろす。強いポスチャーから勢いのあるパンチ、そして鉄槌も打ち込む西岡の一方的な展開に。
懸命に足を効かせる西に対し、立ち上がった西岡は勢いよく右ローを蹴り、再びグラウンドに戻る。ボディから顔面を殴る西岡は、シングルを仕掛け再び背中をつけた西を抑え、片ヒザから正座で腰を浮かしヒジを振り下ろす。
パンチ、ヒジ、鉄槌をいいように打たれる西はパスを許すも、ここは足を戻していく。スタンドに戻っても劣性になることを考えると、西はスクランブルにも持ち込めない。
最後に起死回生のギロチンを仕掛けた際にマウントまで取られた西は、左へロールから即右に回りなおし胸を合わせることに成功したが、すぐに時間に。最後はハイガードでパンチを受けずに時間とし、フルマークの判定勝ちを手にした。
25日に37歳を迎える西岡にとって、初の修斗公式戦以外のMMA=ネクサス出場、しっかりと基礎のあるキャリア5勝1敗のファイターの次に楽しみだ。