この星の格闘技を追いかける

【NEXUS25】ダウンを喫した須藤拓真が、内ヒールで森山壱政を破壊し河村泰博への挑戦決定

【写真】2月13日、GENスポーツパレスでバンタム級選手権試合=チャンプ河村✖チャレンジャー須藤の一戦が決まった(C)MMAPLANET

19日(日)に東京都新宿区のGENスポーツパレスでNEXUS25が開催された。

レポート第5回は当日計量=フェザー級で行われた注目のバンタム級対決=森山壱政✖須藤拓真の一戦の模様をお送りしたい。


<フェザー級/5分2R+ExR>
須藤拓真(日本)
Def.1R3分02秒byヒールフック
森山壱政(日本)

サウスポーの森山がローから左ジャブを当てる。さらにインサイド―ローを続ける森山は左ジャブに続き、須藤の左リードフックに右を打ち抜く。須藤は腰からキャンパスに崩れ落ち、飛び込んでいった森山はここでパウンドでなく胸をつけて抑え込みを選択する。

ハーフからハーフバタフライの須藤が、足を取りにいくと森山は体を反転させ足を引き抜きスタンドの間合いに。直後に組もうとした須藤をいなした森山が、離れてオーソの構えからジャブを入れる。

サウスポーに戻し、左ストレートを打つとダブルのタイミングで 2発目は、左ジャブを繰り出す森山のペースで試合は進む。

引き続き構えを小刻みに変える森山に対し、一気に距離を詰めた須藤が組んで引き込むと、外掛けで後転し、内掛けに変えてかえてヒールを仕掛ける。

立ち上がった森山に対し、金網を掴まないよう注意が入る。須藤が狙いを右足から左足に切り替え、外掛け&外ヒールへ。頭を支点に左側に回った須藤は、サドルを取り内ヒールをセットしていく。

上体を起こし須藤の頭を両手で取って防ごうとする森山は、左手をマットについて起き上ろうと下ところで──サドルを解いた左足で腰骨を押されて後方に尻もちをつかされる。

同時にバチっと嫌な音が響き、須藤が一本勝ちを決めた。マイクを取った須藤は「バンタム級のなかで自分が一番強いと思っているのですが、チャンピオン──どうですか、そろそろ自分のこと無視できないですよね」とライブ中継の解説をしていたバンタム級チャンピオン河村泰博に呼びかける。

ベルトを肩にケージインした河村は「須藤選手、おめでとうございました。2月にネクサスあるらしいんだけど、タイトルマッチやる?」と須藤に問いかける。

アバラは大丈夫ですかと切り返されたチャンピオンは「全然、大丈夫。絶対、俺の方が強いので2月、メインイベントでタイトルマッチやりましょうよ」と言葉を続ける。さらに──。

須藤 アバラが大丈夫で、万全でしたら。弱っている王者を倒しても、別に面白くないんで。

河村 いや、いい。万全とか良いから。2月にやる?

須藤 ぜひ。いつやっても自分の方が強いんで。いつでも、掛かってきてください。

河村 いや、掛かってきてくださいっていうか。俺がチャンピオンだから。あのう……2月やりましょうよ。

という流れで、2月13日に両者の間でバンタム級選手権試合が組まれることが決まった。

PR
PR

関連記事

Movie