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【ONE NEXTGEN】シンガポールが感染拡大、11月大会は10月29日収録に変更。ブルックス✖アディワン決定!!

【写真】10月29日の収録マッチで対戦が決まった祖根寿麻──ではなく、ジャレッド・ブルックスとリト・アディワン (C)MMAPLANET

7日(木・現地時間)、ONE Championshipが10月29日(金・同)に開催されるONE NEXTGENの対戦カード及び、同日に収録し11月12日と26日にディレイ中継されるNEXTGN02 NEXTGEN03の一部のカードを発表した。

既報の通り、同大会ではONE女子アトム級GP準決勝ジュリー・メザバルバ✖スタンプ・フェアテックス、リトゥ・フォーガット✖平田樹が組まれているが、ダークシリーズの再開とともに1大会は5試合の括りとなり、MMAではキリル・グリシェンコ✖ダスティン・ジョインソン、ストロー級のミアオ・リータオ✖ジェレミー・ミアドの2試合だ。


そして当初の予定では10月29日に続き、11月12日はREDEMPTION、26日にGOLD RUSHという2つのライブイベントが予定されていたが、この2大会を取りやめ29日に収録したNEXTGENの02と03大会がディレイ配信に。

8月の第3週までシンガポールはコロナの封じ込めが非常に上手くいっていたが、その最終週に100人を超えると、9月の18日は1000人超え、現状では1週間では1日平均2500人の新規感染者数が報告されるようになっている。これは人口10万人当たりの感染者数が288人と、現状の日本の5人と比較しても相当に逼迫した状況であることは想像に難くない。新規感染者のピークアウトがいつになるのか──11月のライブ大会の取りやめは、シンガポール以外の開催地の洗い出しにも通じており、偏に12月5日のONE X=10周年記念大会、そして大晦日大会もプランもあるONEが大事を取っての決定といえる。

が、この11月のライブ大会では日本の箕輪ひろばとジャレッド・ブルックスのストロー戦が組まれていたが、急遽29日に前倒しとなったため箕輪サイドでは準備が間に合わなく12月に試合を行えないかと交渉をしていた。

結果、箕輪✖ブルックスはバラされ、10月29日収録分として26日配信分でブルックス✖リト・アディワンがマッチアップされることとなった。これはもう日本のファンからすれば憤慨したくなる残念な決定だが、ブルックスとしても4月のTNTシリーズでのデビューが流れ、半年が過ぎたことでとにかくONE初陣を少しでも早く、対戦相手が変更されようが実現させたかったという事情があるかもしれない。

何よりアディワン✖ブルックスも、フィリピンの猛威が北米MMAファイターのフィジカルを備えたウェルラウンダーを相手に、これまでのアジア勢と対戦した時と同じように戦るのか。この点を考察するうえでも、非常に興味深い一戦ではある。

また今回の発表では同じく4月のTNTシリーズで試合が流れたタン・カイが、韓国のユン・チャンミンと対戦するフェザー級マッチが12日に配信されることも明らかとなっている。

高橋遼伍に勝ったタン・カイと敗れたチャンミン──中韓対決は、チャンミンが高橋戦の敗北を一掃する機会ととらえているというが、タフファイトになることは間違いない。

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