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【EFC89】南アフリカ=EFCで扇久保と対戦したズルとパンクラス来日ルサンド・ビコが、フライ級王座決定戦

【写真】ビコは母国でUFCの扉をこじ開けることができるか (C)KEISUKE TAKAZAWA

9月11日(土・現地時間)、南アフリカはヨハネスブルクのEFCパフォーマンス・インスティテュートで開催されるEFC89でルサンド・ビコがンカジムロ・ズルとEFCフライ級王座決定戦を戦う。

Extreme Fighting Championship Worldwideは南アフリカ、いやアフリカで唯一の世界へ人材を輩出してきたMMAプロモーションでダルシャ・ランジョンブラ、ルアン・ボッツ、シリル・アスカー、ギャレス・マクラーレン、ドリキュス・デュプレッシー、ドン・マッジ、JP・ベイス、マノン・フィホらアフリカ及び欧州勢がUFCにステップアップしている。


今回、王座に挑むズルからフライ級王座を奪ったジェイク・ハドリーはBellatorアイルランド大会を経て、Cage Warriorsフライ級王座獲得後に今年のコンテンダーシリーズと契約している。

ズルといえば2016年のTUF24にEFCフライ級王者として出演し、初戦で日本から参加した扇久保博正にRNCで一本負けしている。対するビコは現在はONEで活躍中のボカン・マスンヤネに続く南アフリカパワーとして、2019年12月にパンクラスに来日しているファイターだ。

アフリカン・オープンやコモンウェルズ・ゲームで結果を残している柔道家のビコは、南アフリカの腐敗した五輪スポーツ界に嫌気をさし、MMAに転向した。

パンクラスでは派手さこそなかったが、地の強さを見せたコントロール力で秋葉太樹を完封している。その後、パンデミックの発生によりパンクラスへの再来日を果たせていないビコは、古巣EFCに戻り今年の6月にはジアン・ソウザに判定勝ちを収め、今回の王座決定戦に挑むこととなった。

1度きりの来日とはいえ、パンクラス王者となりUFCを目指すという明確な将来像を持っていたビコ。コロナ禍で、その手段は変化したが目的は変わることないだけに、UFで勝ち残れなかったズルを相手に──まずは母国でRoad to UFC、第一関門となる。

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