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【DEEP Tokyo Imapact】新世代内闘争、神田コウヤ戦へ。平田直樹─01─「TDされる分には全然……」

【写真】まだプロデビューから8カ月、期待値が増す一方の平田だ(C)MMAPLANET

19日(土)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP TOKYO IMPACT2021。新宿FACEのリングからニューピアのケージで行われることになった2部制の東京インパクト大会、その~ 2nd ROUND~のメインで平田直樹が神田コウヤと対戦する。

若い力が育ちつつあるDEEPにあって、神田コウヤのその先駆的なファイターで既にDJ.taikiを下している。対して平田は昨年10月のプロデビューから3戦目で横山京亮にTKO勝ちを収めたスーパールーキーだ。

寝技の柔道をベースに、MMA IQの高さを早くも感じさせる平田に実績リードの同世代との対戦について尋ねた。


──今週土曜日は東京インパクト大会第2部のメインで戦います。ナンバーシリーズが緊急事態宣言を受けて延期され、翌日に控えていますがインパクト大会でメインを任されたことはどのように感じていますか。

「自分の場合はメインで戦うのは3度目で(苦笑)、デビュー戦以外は全て東京インパクト大会のメインなんです」

──キャリア4戦目でメインが3試合目!! まさにスーパールーキーです。

「最後の試合ですし、盛り上げることもそうなんですけど……正直、後楽園ホールのナンバーシリーズで戦いたいという気持ちはあります。でも、それほど拘りはなく新宿フェイスでもやることは同じ──しっかりと良い試合をしたいです」

──後楽園ホール大会でone of themになるよりも、東京インパクト大会でしっかりと注目される。佐伯さんの期待の表れかと思います。

「そういう風に期待していただけているなら嬉しいです。ニューピアは新宿FACEより大きいですし、その期待に応えられるようにメインらしい試合をして、しっかりフィニッシュしたいです」

──年齢的に少し上ですが、神田コウヤ選手は新しい世代で前を進む選手です。

「DJ.taiki選手に勝っていますしね。それほど試合はチェックはしていないのですが、身長が高くてリーチも長い。

きっと打撃で来ると思うので、自分のやるべきいつものスタイルを徹底してやり通すだけです。3Rをフルに動き続けて、フィニッシュしようと思っています」

──離れてはジャブや蹴り、近い位置でのテイクダウンは当然あって、その上でヒザ蹴りもあります。

「そこは勿論研究しています。組み際もそうですし、リーチのある選手なので、どういう風に自分の戦いにもっていくかはやってきました」

──組んだ先に上を取れるパターンもありますし、同様に下にされる可能性もあります。

「テイクダウンされる分には全然……逆にありがたいです。寝技で来るか分からないですが、テイクダウンから抑えてくることはあるかと思います。でも、下になることは全然怖くないです。

神田選手がどのように攻めてこようが、彼の動き云々よりも自分の戦うパターンを用意して、試合で出し切ることが大切だと思っています」

──テイクダウン防御と突き放す打撃で、スコアできる選手でもあるかと。

「そのために打撃でプレッシャーをかけないといけないです。そこから組んで倒す。スクランブルになるなら、ずっと倒し続けるだけです。それで疲れて来るとサブミッションで一本、もしくはパウンドでTKOを狙う。3Rの相手、それをぶっ通して戦います。

リーチのあるサウスポーですが、サウスポーとも、いつも練習していますし。今回はジムでも長身の人とやってきました。それに出稽古させてもらっているKRAZY BEEでは7月に大原樹里選手と暫定ライト級王座決定戦で戦う大木良太選手とか、長身のサウスポーの選手とスパーリングをしてきました。相手の距離にならないように意識してやってきました」

──出稽古はKRAZY BEEが中心ですか。

「MMAはKRAZY BEEで、あと組みの方はトライフォースでノーギクラスに出させてもらっています」

──それはグラップリングのためのグラップリング練習になりますよね。

「そうですね、澤田(伸大)選手たちとやっています。ただ早川先生の指導の時は、MMAを意識した指導を受けさせてもらっています。グラップリングの練習でも、自分はMMAを意識していますし、なるべく引き込まないようにしています。トップの時もパウンドがあることを意識するように心がけてきました。

でも柔術家の強い人たちとのグラップリングでは、しっかりと固めるということが多くて、MMAのグラップリングで動き続けるのとは違っていて、凄く勉強になります。相手がこっちの先を読んで動いてくるのですが、対して自分もさらにその先を考えて動くとか、じっくりと寝技をすることでバンバン動くMMAのグラップリングとは違うことが学べます。技術も細かいですし。

スクランブルと柔術の両方をすることで、MMAに上手く合わせることができるかと思います。そういう風にKRAZY BEEでやったこと、トライフォースでやったことをK-Clannに持ち帰って自分のMMAに落とし込んでいます」

<この項、続く

■視聴方法(予定)
6月19日(日・日本時間)
午後5時15分~PPV SPWN

■DEEP TOKYO IMPACT2021~ 2nd ROUND~対戦カード

<フェザー級/5分3R>
神田コウヤ(日本)
平田直樹(日本)

<フェザー級/5分2R>
オーロラユーキ(日本)
小川顕広(日本)

<バンタム級/5分2R>
力也(日本)
伊澤カズト(日本)

<フェザー級/5分2R>
鬼山班猫(日本)
高塩竜司(日本)

<フライ級/5分2R>
加藤瑠偉(日本)
桜井宇宙(日本)

<女子58キロ契約/5分2R>
熊谷麻里奈(日本)
村山多笑(日本)

<フライ級/5分2R>
RYOGA(日本)
風我(日本)

<ストロー級/5分2R>
竜己(日本)
キンタ・ジ・エンド(日本)

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