【Pancrase359】組み技も強いカリベクが変形ヒールで平田に一本勝ち、フェザー級KOP三宅に挑戦表明
【写真】短期決着ではなかったからこそ分かったカリベクの強さ。そして約1かカ月後の12月大会での王座挑戦をアピール………恐るべし(C)MMAPLANET
<フェザー級/5分3R>
カリベク・アルジクル ウール(キルギス)
Def.2R by 変形ヒールフック
平田直樹(日本)
平田が右ローを蹴る。カリベクがジャブを突いて右ローにつなげ、右ストレートで平田を追いかける。さらにカリベクが左ハイから右ストレート、平田のダブルレッグを切るとすぐにバックに回る。平田が立ち上がると、カリベクは平田を持ち上げるようにテイクダウンするが、平田もすぐに立ち上がってグラウンドに持ち込ませない。カリベクは中腰の平田に後ろからヒザ蹴りを入れ、平田の立ち際の左ハイキックを蹴る。平田はこれをガードして正対する。
両者離れると平田が右ストレート、カリベクが左フックを狙う。平田がシングルレッグに入ってカリベクの右足を掴むが、カリベクがそれをスプロールしてバックへ。カリベクが後ろから平田を殴りつつ前方に崩す。立ち上がった平田も正対して左腕を差して押し込む。平田は肩固めのようなクラッチを作り、細かくカリベクの足にヒザ蹴りを入れる。
ここで平田が足をかけてテイクダウンを狙うと、カリベクがケージを掴んでディフェンスしてしまい、イエローカードで減点1が提示される。同じ状態からの再開となると、カリベクが小手を巻いて投げでテイクダウン。平田もすぐに立ち上がってバックを狙うが、正対したカリベクが再び投げを決め、スクランブルの攻防のなかでインサイドガードでトップキープする。このラウンドは減点の影響もあり、ジャッジ3名とも9-9のイーブンとした。
2R、カリベクがジャブと右ロー。平田は右巣t炉えーと。シングルを切って立ったところに左右のパンツで追いかける。平田が再びシングルレッグに入り、カリベクをケージまで押し込む。平田は1Rと同じように左腕を差した状態からテイクダウンを狙うが、カリベクが小手を巻いた状態から投げを決めてバックへ。両足をフックすると平田の動きに合わせてバックキープを続ける。
平田が腰を上げて脱出しようとすると、カリベクは足をフックしたまま平田の左足のつま先を持ってスロエフストレッチのような形を作ると、内ヒールフックのように平田の左膝をひねると平田がタップ。投げやバックキープなど、組みの強さを見せたカリベクが平田から一本勝ちを収めた。試合後、カリベクは12月大会でのタイトルマッチ=三宅輝砂への挑戦をアピールした。



















