【写真】粘るウィッティコーンをなかなか仕留めきれなかったが大﨑だが3Rに試合をフィニッシュした(C)RISE/Matsunao Kokubo

＜55.5キロ契約/3分3R＋Ex1＞
大﨑孔稀（日本）
Def.3R2分16秒 by TKO
ウィッティコーン・ソンナムタンキリ（タイ）

ウィッティコーンが左ミドル、大﨑はジャブで前に出る。ウィッティコーンはジャブと右ロー、前蹴りで距離を取る。大﨑が圧力をかけて右ボディストレートと右ロー、ウィッティコーンも前蹴りとミドルで距離を取る。大﨑が左ボディ突き刺すと、右ストレートからヒザ蹴り、左ボディを連打する。組んでブレイクを待ったウィッティコーンは左ミドル。大﨑が前に出てくると再びウィッティコーンが組む。

ブレイク後、大﨑は前蹴りをもらってもジャブで前進。ウィッティコーンに組まれても大﨑の方がヒザ蹴りを突き刺す。大﨑はワンツーから左フック、右ストレート、右ハイ、左ボディと猛攻を仕掛け、ウィッティコーンの右に右ストレートを合わせてウィッティコーンをぐらつかせる。大﨑はウィッティコーンの蹴りをブロックして右ボディ、右ストレートを打ち込んだ。

2R、前に出る大﨑がパンチを顔とボディに打ち分け、右フックと右ストレート、左ボディからパンチをまとめる。さらに大﨑は前蹴りからヒザ蹴り、ウィッティコーンの左ミドルを受けて左ボディを突き刺す。下がるウィッティコーンに連打をまとめる大﨑。首相撲になってもウィッティコーンをマットに転倒させる。

再開後、ウィッティコーンは左ミドルと前蹴りで距離を取る。大﨑はウィッティコーンをロープに詰めて左ボディを何発も叩き込み、右ストレート・左フックと連打をまとめる。残り30秒、大﨑が右ストレートと左ボディ。ウィッティコーンはクリンチで大﨑の攻撃を凌ぐだけになる。

3R、すぐに前に出る大﨑は左ボディと右ハイ、右ストレート。ウィッティコーンはガードを上げて左の前蹴りを繰り返す。大﨑は左ボディを連打して、ウィッティコーンの左ミドルを受けて右ハイを蹴り返す。そしてウィッティコーンが組みつくと、大﨑が上手くスペースを作って右ストレートから左フックを当ててダウンを奪う。

再開後、大﨑は組みつこうとするウィッティコーンを何度も振りほどいてパンチを連打。ウィッティコーンが棒立ちになったところでレフェリーが試合を止めた。粘るウィッティコーンからTKO勝利を収めた大﨑は「力でねじ伏せた感はすごいですけど、目標にしていたKO勝利はできたんで、伊藤（隆）代表、（志朗戦は）決定でいいですか？　色んな団体があってチャンピオンがいますけど、RISEのチャンピオンが一番強いし、僕は世界王者の志朗が55kg最強だと思っています。僕が志朗選手にリベンジして、僕が一番ということを証明します。試合すれば白黒つくと思うんでお願いします」と語った。

さらに大﨑はリングサイドの実況席にいる志朗のもとに歩み寄り、志朗は「来年3月の両国大会でやりましょう。決定でいいですよ」と大﨑の挑戦を承諾。正式決定を待ちたい。

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