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【RISE193】大﨑孔稀が元ラジャ1位のウィッティコーンと対戦。“力まず倒す”で志朗戦につなげるKOなるか

【写真】一週間前に世界王者の志朗がタイ人ファイターにKO勝利。大﨑としても勝ち方が問われる(C)RISE/Chiyo Yamamoto

明日9日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるRISE193のメインイベントで、RISEバンタム級(55キロ)王者・大﨑孔稀がウィッティコーン・ソンナムタンキリとスーパーファイトで対戦する。
text by Takumi Nakamura

8月の後楽園大会でもメインイベンターを務め、ジラリー・キャルービーに判定勝利して目下8連勝中の大﨑。今回は2024年5月のヨーブアデーン戦以来、約1年半ぶりにムエタイファイターと拳を交えることになる。


ウィッティコーンは元チャンネル7のバンタム級(53.52キロ)王者であり、ラジャダムナンスタジアムを中心に活躍。2024年2月にはラジャダムナンスタジアム・スーパーバンタム(55.33キロ)級1位として、同級の王座決定戦にも出場している(※この試合は現在ONEに参戦しているペットシアムにTKO負け)。RISEには初参戦となるウィッティコーンだが、ムエタイではこの階級のトップ戦線で戦う一人と言っていいだろう。

ウィッティコーンはスーパーバンタム級では長身の177㎝を誇り、リーチを活かした左右のミドルキックで試合を組み立てるスタイル。攻撃力や強さよりも蹴りのテクニックや試合運びの上手さが光るタイプだ。

大﨑としてはウィッティコーンにミドルを蹴られて距離を取られる展開だけは避けたい。持ち前の圧力でウィッティコーンを後退させ、得意のボディブローを中心にローも交えてボディと足を削ってから顔面への攻撃につなげていきたいところだ。前回対戦したキャルービーもウィッティコーンと同じ長身の選手で、大﨑は一方的に攻め込みながらも判定まで粘られ、大﨑自身は「(倒そうとして)力が入りすぎて、攻撃が右一辺倒になってしまった」と試合後にKO出来なかった要因を自己分析している。

まさに今回大﨑がウィッティコーンを倒すポイントもそれと同じで、何か一つに攻撃を絞るのではなく柔軟に色々な技を散らして、そのどれかで力まず倒す。そんな試合の組み立てが求められるだろう。

大﨑が対戦アピールしているRISE世界バンタム級王者の志朗はちょうど一週間前のRISE WORLD SERIES 2025 FINALで、ペットサンコム・ソー・ソンマイにKO勝利を収めている。それだけに大﨑としてに結果だけでなく、勝ち方でも志朗戦をアピールできるものにしたい。

■放送予定
11月9日(日・日本時間)
午後5時00分~ABEMA

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