【The Shooto Okinawa04】スーパーノヴァ平良達郎が語る──島人シューター対決=Lyo,o✖TARKER
【写真】Lyo,o✖TARKER、沖縄勢同士でメインに相応しいカードが組めるようになった(C)MMAPLANET
18日(日)、沖縄県沖縄市のミュージックタウン音市場で開催されるThe Shooto OKINAWA#04。
沖縄の──いや、この国のMMAの未来のために、Theパラエストラ沖縄の松根良太氏が定期的に解さするプロ修斗沖縄大会。今回のメインはLyo,o×TARKERという沖縄勢同士の一戦だ。
ここでは今や沖縄プロシューターの代表格であり、両者のことを知る修斗世界フライ級1位──スーパーノヴァこと平良達郎に、メインの見どころを語ってもらった。
Text by Shojiro Kameike
――今回は、4回目の開催となるプロ修斗沖縄大会について、平良選手に見どころを解説していただきたいと思います。まずメインイベントは、沖縄勢選手の対戦となりました。
「沖縄のMMAが進化しているなって感じます。自分がパラエストラ沖縄に入った時は、プロシューターは仲宗根武蔵さんしかいなくて。でも、そこからプロ選手が増えて、プロ興行も始まってまだ2~3年なのに、メインイベントが沖縄の選手同士の試合になるのは、『こんなに早くできるんだ』ってビックリしています」
――そのメインイベントに出場するLyo,o選手とTARKER選手とは、所属するジムは違いますが交流などはあるのでしょうか。
「まずLyo,o選手とはアマチュアで2回、プロで1回対戦していて、今は週に1回一緒に練習しています」
――プロでは2018年11月、新人王決定トーナメント決勝で対戦していますね(平良がギロチンで一本勝ち)。
「新人王トーナメントが終わってから、一緒に練習するようになりました。Lyo,o選手は誰よりも格闘技に対して真面目で、分からないことがあれば自分から積極的に聞き、それを身につけて」
――現在は修斗で2連勝中です。
「すごく勢いを感じます。2連勝も結果は判定なんですけど、内容的には自分がやりたいことを、やりたいようにやっている。試合を楽しんでいる、って感じますね。僕と対戦した時よりも、さらに強くなっていると思います」
――Lyo,o選手の最大の武器は何でしょうか。
「スピードです。とにかくスピードが速い。背はそれほど高くないんですけど、とにかく動いて相手の懐に入り、打撃を当てるのが得意ですよね」
――スタンドでの出入り、そしてテイクダウンの強さも目立ちます。
「はい。打撃も組みも、何でも器用にこなすウェルラウンダーな選手です」
――対するTARKER選手の印象は?
「TARKER選手は、一緒に練習したことはないのですが、会場で試合を見たり、お話することはあります。すごく試合が面白い選手なんですよ。打撃の一発がある。修斗では3勝していて、全試合KO勝ちですから」
――サウスポースタンスからの左ストレートでダウンを奪い、パウンドで仕留めるという流れを持っている印象です。
「修斗以外でも、沖縄で行われたGFCという大会で一本勝ちしているんですけど(2020年2月、黒石大資戦)、その時も左でダウンを奪って、打撃を効かせてからギロチンを極めています。それぐらい、すごい打撃を持っている選手ですね。また、勝った試合も負けた試合も判定まで行ったことがないという」
――そんな両者の対戦は、どんな内容になると予想しますか。
「どちらが勝つにしても、判定にはならない気がするんですよね。特に、TARKER選手が判定で勝つというのは、イメージしにくいです。早い段階からパンチを狙って、勝つならKOでしょう」
――対してLyo,o選手は……。
「僕の印象としては、総合力はLyo,o選手のほうが上です。だから、TARKER選手が早く当てようと急ぎすぎてしまったら、後半からLyo,o選手に飲み込まれることもあると思います」
――そのままズルズルとLyo,o選手のペースになる可能性も……。
「そうすると判定でLyo,o選手、という結果もあります。また、TARKER選手が打ち気になったところで、Lyo,o選手が一発を当てる可能性も感じています。
どちらも今、勢いがある選手同士。お互いに一瞬で決める力があります。本当に楽しみな一戦です」
■視聴方法(予定)
4月18日(日)
午後3時~ Twit Casting LIVE
■The Shooto OKINAWA#04対戦カード
<61.2キロ契約/5分3R>
Lyo,o(日本)
TARKER(日本)
<61.2キロ契約/5分3R>
宮城友一(日本)
西村大地(日本)
<56.7キロ契約/5分2R>
旭那拳(日本)
九州力(日本)
<59.0キロ契約/5分2R>
当真佳直(日本)
内田タケル(日本)
<65.8キロ契約/5分2R>
南風原吉良斗(日本)
綿谷誠(日本)
<65.8キロ契約/5分2R>
キシシ(日本)
波平コング(日本)
<61.2キロ契約/5分2R>
若山達也(日本)
新垣健司(日本)
<56.7キロ契約/5分2R>
わっしょい内田(日本)
大城匡史(日本)