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【LFA104】「この試合に勝って、田中路教選手が出る大会でフライ級王座に挑戦する!」堀内佑馬─02─

【写真】1年3カ月振りの実戦。フライ級に戻し、LFA3連戦の第1弾のコ・メインで堀内佑馬が戦う (C)LFA

16日(金・現地時間)にオクラホマ州ショーニーのグランドカジノ・ホテル&リゾートで開催されるLFA104「Mckenzie vs Phillips」で、ドノヴァン・フリローと対戦する堀内佑馬インタビュー後編。

急遽カーロス・キャンデラリオから対戦相手が代わった堀内だが、その一報を知る以前に今回の試合についてどのように捉えていたか。

対戦相手が代わろうが、彼がここですべきことは何も変わらない。日本人初のLFA勝者となり、UFCへの道を切り開こうとするYoung Gun in CAの声をお伝えしよう。

<堀内佑馬インタビューPart.01はコチラから>


──田中路教選手がLFA参戦に向け、サクラメント入りをしました。田中選手の選択は日本にいると、異質感が際立っています。

「僕も日本に戻っている時には『朝倉兄弟に勝てる?』とか聞かれていました。やっぱりUFCを見ていないんだなって。僕はLFAの方が日本より少しレベルが高いと思っているし、ここで勝ってこれから強い選手と戦っていくつもりです。そうですね、俺の方がレベルは高いぞっていうのを見せたいです。

RIZINはRIZINで出ている日本人選手の面子は凄いですし、好きで見ています。でも、あの人達に勝てないのかって言われると『俺はやれるぞ』と思っています。それを堂々と言えるようになるためにも、LFAで勝っていく必要があります。

僕は海外でMMAができる環境に誇りを持っています。それは田中選手も同じだと思うんです」

──2人目の日本人に対して、負けるかという気持ちは?

「正直な話、ここ2試合はバンタム級で戦っていたので、田中さんが契約した時は、試合ができればオイシイなって思っていました。でもフライ級に戻したので、今は田中さんが勝つ前に俺がLFAで初めて勝つ日本人になろうという気持ちです。

田中さんはバンタム級で堀口さんと並ぶ日本のトップだと思っています。だから、田中さんが来る前にLFA初勝利を挙げた日本人という記録に残ることをしたいです(笑)。

あと田中さんが試合をするときはABEMAが中継すると聞いたので、その大会で僕がフライ級王座に挑戦して、チャンピオンになって話題を持っていっちゃいたいとか考えます(笑)」

──アハハハ。良い考え方です。

「ABEMAで中継があるということは、LFAからすれば日本人が必要になるだろうし。だからこそ、この試合で勝って僕がアピールすることで、それが現実になるかもしれない。色々な意味で、今回の試合は大切になってきます。

UFCファイトパスだと、本当に身近な人間は視てくれますけど、契約していない人は視られない。でもABEMAなら日本の誰もが視ることができる。田中さん目当てでABEMAを視聴した人にも『誰だ? このタイトルマッチに出ている日本人は?』って知ってもらえます」

──そこは冗談でなく、エド・ソアレス代表やマッチメイカーのマーク・ビエリと交渉すべきだと思います。ともあれ、この試合ですが大切になってくるのは。

「ハイ。水曜日の朝に出て、デンバーかタルサ経由で開催地のショーニーというオクラホマ州の街に行くのですが、飛行機を使って試合に出るって初めてなんです!!

今はLFAもセコンドは1人なんです。オーヤマ・コーチと一緒に行って、着いたらすぐにPCR検査をして翌朝には結果が出るという感じです」

──オーヤマ・コーチはセコンドで出ずっぱりで、ジムで指導できていないのではないですか(笑)。

「そうですね(笑)。先週末もCombate Globalに出た選手のセコンドのためにマイアミに行って、その大会は毎日PCR検査があったと言っていました。

こういう状況で試合ができることに感謝です。試合に向かえることにワクワクしていますし、ここを乗り越えることで自分に自信を持てるようになる。

やっとUFCが、少しですけど見えてきたというのもありますし、LFAのベルトを狙う位置にもいける。僕がもっとデカくなるために必要な試合だと思います。

今回の試合結果、内容によってはコンテンダーシリーズから声が掛かるかもしれないし。だからこそ、良い勝ち方をしないといけない。勝っても負けても良い試合ではなくて、米国では勝つのは当然で、勝ち方が問われてくるので。評価は勝ち負け以上に、フィニッシュ力でされます」

──日本人選手が米国、ブラジル勢を相手にフィニッシュを念頭に置いて戦う。それは大変なことですが、堀内選手が選んだ道ということですね。

「この試合は、ここまでやってきたことの集大成だと思っています。日本での僕しか知らない人は、僕のことはストライカーだと思っているはずです。でも去年の1月でも、少しレスリングを見せることができた。

あれから1年経った僕……UFCに行くために練習してきたことを試合に出せると『アイツ、オールラウンダーになっているな』という風に見られるんじゃないかと。堀内佑馬はUFCに行けるんじゃないか、そう思ってもらえる試合をします。

それとLFAが日本でもっと注目してもらえるよう頑張りますっ!!」

■視聴方法(予定)
4月17 日(土・日本時間)、
午前10時00分~UFC Fight Pass

■LFA104対戦カード

<ライト級/5分3R>
アーロン・マッケンジー(米国)
ブランドン・フィリップス(米国)

<フライ級/5分3R>
ドノヴァン・フリロー(米国)
堀内佑馬(日本)

<ミドル級/5分3R>
ジュリアン・ルブロン(カナダ)
ジョエル・バウマン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・レイフォード(米国)
クリス・ブラウン(米国)

<150ポンド契約/5分3R>
ティモシー・ティーブス(米国)
ハビエル・ガルシア(米国)

<ヘビー級/5分3R>
トーマス・ピーターソン(米国)
オデル・パンティン(米国)

<ミドル級/5分3R>
オビンワ・イケブンナ(米国)
ローランド・ダンラップ(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
シドニー・トリーヨ(米国)
メリッサ・パーカー(米国)

<フェザー級/5分3R>
トリスティ・カマカ(米国)
ガナー・コロナド(米国)

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