【Invicta FC】インヴィクタが売却され、UFCファイトパスから離脱。5月21日大会よりAXS TVで中継
【写真】旧体制での最後の大会は昨年11月20日、ケイラ・ハリソンがウィナーとなった。パンデミックが起こっても、これだけ長期のインターバルはなかったインヴィクタ。今回、リリースからリンクできる動画のアップは3月20日という日付が確認されており、水面下で売却・買収の話は進んでいたことが伺える(C)INVICTA FC
15日(木・現地時間)、INVICTA FCより同プロモーションがアンセム・スポーツ&エンターテイメントが保有し、今後は米国ではAXS TVで中継されるという発表があった。
女子MMAプロモーションとして2012年4月から9年に渡り、43度のイベントを開催してきたインヴィクタFC。団体からの発表は上のような表現だが、これはアンセム・スポーツ&エンターテイメントに売却されたということだ。
アンセム・スポーツ&エンターテイメントは2019年に高解像度TV局=AXS TVを買収した企業で、カナダではFIGHT NETWORKという24時間体制のファイト専門チャンネルを持つ。イベント団体として同局で中継されるImpact Wrestlingのオーナーであり、今回の買収によりインヴィクタFCを運営、中継していくことが決まった。
つまりインヴィクタFCはUFC Fight Passから離れることになる。同団体をリードしてきたシャノン・ナップはそのままアンセム・スポーツ&エンターテイメントに合流し団体運営を続けるとのこと。
「インヴィクタFCにとって全米中継のあるTV局で放送されることは、大きなステップアップになる。これまでより多くのファンに視聴され、新しいファンの獲得にもなる」とナップ女史は今回の発表について語っている。
これまでUFCとタッグを組み──という表現を使っても間違っていないほど、密な関係で世界最高峰への供給源だったインヴィクタが、今後は独自性を持つイベントとして成長していくのか。それとも変わらずUFCやBellatorのフィーダーショーでとして存在し続けるのか。
まずは5月21日(金・同)にアリーシャ・ザッピテーラがジェシカ・デルボニの挑戦を受けるInvicta FC世界アトム級選手権試合がメインのInvicta FC44に注目したい。なおファイトパスでの配信がなくなったことで、日本での視聴方法が気になるところだが、今回のリリースでは米国ではAXS TV、カナダではFight Network、それ以外の国ではAXS TVのデジタル配信で視られることになると記されている。