【Shooto2021#02】圧巻のRNC! 平良達郎が61秒で前田吉朗を絞め落とし、世界王座挑戦をアピール
【写真】秒殺での一本勝ちだけでなく、勝利を決めた直後に前田を気遣った姿に驚かされた(C)MMAPLANET
<61.2キロ契約/5分3R>
平良達郎(日本)
Def.1R1分01秒 by RNC
前田吉朗(日本)
サウスポーの前田に対し、平良はオーソドックスに構える。前田の踏み込みに平良が、右フックを振り下ろし左のヒザ蹴りへ。前田も右を返すが、さらに平良は右を被せる。
前田の右ジャブ後に、右跳びヒザを繰り出した平良は左足を着地と同時に取る。
さらに首を抱えると、前田は後方に引き込んでスイープを狙う。その勢いで大きく前方に腹ばいとなった平良は、正対して起き上ったきた前のバックに回る。
スタンドで両足フックの平良が、RNCクラッチを完成させて後方に倒れこむ。一旦パームトゥパームで組み、RNCグリップに組み替えた平良の手首を掴んで前田が耐える。RNCグリップをアジャストした平良──前田を落ちて勝負は決した。
試合後、平良は「ここで勝ったらタイトルマッチだと思って挑みました。僕にはもうランキング的に敵はいないのでタイトルマッチしかないと思っています。修斗のベルトを獲ることをずっと夢見てアマチュアから頑張ってきたので、次、組んでください。お願いしますす」と、福田龍彌の持つ世界フライ級王座への挑戦をアピールした。