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【ONE Unbreakeble02】竹中大地、フライ級転向初戦でデルフィーノを絞め続け、RNCで一本勝ち

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
竹中大地(日本)
Def.3R2分55秒 by RNC
イヴァニウド・デルフィーノ(ブラジル)

いつも通りサウスポーの竹中が左ミドルを蹴る。これをキャッチしたデルフィーノがケージに竹中を押し込む。体を入れ替えた竹中は両ワキを差し、ヒザを見せる。ケージ際でポジションを幾度となく変える両者、竹中がボディロックテイクダウンを決める。竹中はハーフから足を抜きに掛かり、デルフィーノは足を戻しつつラバーガードへ。

その前にヒザを抜いていた竹中はサイドで抑えると、クルスフィックに捉えてパンチを入れる。デルフィーノのスクランブルにバックには回り切れなかった竹中だが、後方への投げを潰してトップを取ると、ハイガードを潰してハーフで殴る。二重絡みに足を抜くことはできなかった竹中だが、背中をつけ続けさせ初回を間違いなくリードした。

2R、ダルフィーノの右ミドルに、竹中が左ミドルへ。続く蹴りをキャッチした竹中に対し、デルフィーノがギロチンへ。腰を上げ、頭を抜いた竹中はバタフライガードにも腰を捻って足を一本抜き、もう一本もステップオーバーしてパスへ。背中から足を回すデルフィーノだが、竹中はパスからスクランブルでバックを伺う。

自ら背中をつけ、四の字ロックで捕えた竹中のRNCを耐えるデルフィーノ……。竹中はグリップを何度か変え、RNCクラッチへ。アゴの上から絞めに後方にパンチを打つデルフィーノがここも耐える。上に乗り過ぎで極め切れなかった竹中は片腕でも絞め、自らの肩を掴み──腕を入れ替えた竹中だが、タップを奪うことはできなかった。

それでも2Rを通して圧倒的に試合を支配している竹中は、最終回も左ハイから、デルフィーノの蹴りをキャッチしてダブルレッグでテイクダウン、再び背中を取る。スタンドで四の字フックの竹中はRNCクラッチへ。手をマットについたデルフィーノに対し、竹中はパームトゥパームに切り替え、続いて腕を入れかえる。

亀のデルフィーノにパンチから、仰向けになった竹中が左腕をアゴの下に入れる。ついにデルフィーノがタップし、竹中が一本勝ちした。「2Rで一本取るチャンスがあったんですけど、取り切れず。でも3Rで取れて良かったです。今回、一本で勝てたんでもっと強い選手と試合をして上に上がっていきたいですね」と竹中は話した。


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