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【DEEP】デビューイヤーを終えた平田直樹─02─「誰とでも戦える準備をしておくのでDEEP100に出たい」

【写真】記念大会への出場はあるのか(C)MMAPLANET

脱・平田樹の兄──平田直樹インタビュー後編。

プロ2年目を迎え、平田直樹は目標をDEEPフェザー級王座に絡むことと明言した。この強気の言葉の裏には、幼少期より磨き続けてきた寝技へ信頼感が存在していた。

<平田直樹インタビューPart.01はコチラから>


──目標はUFCということが聞かれましたが、2021年はどの位置までステップアップしたいと考えていますか。

「タイトルに絡めるぐらいの選手にはなりたいです……いや、なります」

──コロナは収束が見えないなか、佐伯代表も色々と手を打ち安全対策をこうじながら、大会を開き続けてくれています。それでも出場枠には限りがありますが、2月21日(日)にはDEEP100 、20周年大会も開催されます。

「記念の大会ですし、注目される舞台なので自分も出たいです。会場もTDCホール……これまでニューピアと新宿FACEで試合をさせてもらいましたが、どんどんデカい会場で試合をしたいと思っていますし。そういう記念大会で試合に出られる選手は限られてくるでしょうが、出られるなら出たいです」

──では王座挑戦に近づくために、大舞台で戦ってみたいと思っている選手はいますか。

「RIZINに出ている選手と戦ってみたいです」

──キャリア3戦目ですが、既にそういう気持ちでいるのですか!!

「ハイ。自分がどれだけできるのか、試してみたいです。それだけしっかり準備をするので」

──牛久選手と日々練習していて、現状MMAファイターとしての能力をどのように判断していますか。

「組みの部分では、自分も得意ですし戦えるかなと……。ただし、打撃はまだできないので、そこに差があります。経験も違いますし、動いているなかでの判断力なども絢太郎さんにはかないません。ただ、組んでしまえばという自信は持っています」

──既に寝技の強さはベテランファイターと認めるところの直樹選手ですが、なぜそこまで寝技に拘りを持っているのでしょうか。

「子供の頃に講道館で小室宏二先生に柔道を習っていたので、体の使い方を基礎から教えてもらい寝技にのめり込みました。小学校の時から、勝ちパターンも寝技が殆どでした。

2005年10月、ヒクソン・グレイシー主催の道着組み技大会Budo Challengeに出場した小室宏二と青木真也。平田直樹は6歳になったばかりの頃だ

当時、青木さんが講道館に来たことがあり、柔術の大会を見に行った時も先生と青木さんが一緒にいて写真を撮ってもらったことがありました(笑)。

いつか青木さんとも練習させてもらいたいです」

──青木真也&小室さん、2005年にヒクソン・グレイシーが開催したブドー・チャレンジの日本チームですね(笑)。

「小室先生が柔道部の監督をされていて忙しく、なかなか会う機会もないのですが、中学生になってからも小室先生に習った寝技を自分で考えて創ってきました」

──なるほど、コムロック直伝だけでなく昇華させた寝技なのですね。その寝技を伸ばすために何か特別な練習はしていますか。

「特別なことをすることはないですが、トライフォースで道着とノーギの練習をさせてもらっています。トライフォースで練習したことをジムのプロ練習や、一般クラスで試すようにして。自分は直感で動くタイプで、反復して身につけるというよりも、その場の閃きで使うような感じです。

それにトライフォースでは防御も教えてくれますし、体の使いかたも指導を受けています。MMAと柔術、グラップリングは別物という見方もありますが、僕はどちらも練習した方が良いという考えです。

自分の寝技は抑え込むということがあまりないので、動きながら極めるので柔術が合っていると思います」

──剛でいて柔術ができるといことですね。いやあ、楽しみです。では直樹選手、2021年の意気込みを最後にお願いします。

「まずは2月21日のDEEP100、20周年記念大会に出たいです。記念すべき大会に出られるよう準備しています。誰とでも戦える準備をしておくので、オファーを待っています。宜しくお願いします」

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