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【DWTNCS S04 Ep09】フェザー級のレヴィが、寝技で極真魂を発揮し160ポンドでサンタナから一本勝ち

<160ポンド契約/5分3R>
ナタン・レヴィ(イスラエル)
Def.1R0分53秒by 肩固め
シャヒーン・サンタナ(米国)

スイッチからワンツーを放ったサンタナ。続いてワンツー前に出ると、シングルレッグからボディロックへ。がぶって体を入れ替えたレヴィは、ヒザを頭部に3発突き刺す。離れてフックの打ち合いは、サンタナが勢いで上回る。レヴィはクリンチから左を差しあげて崩し、テイクダウンへ。そのままサイドマウントで抑え腕をとりにいき、キムラ狙いのレヴィは、一度抑え直しケージキックにも足を戻させない。

続いてアメリカーナをエスケープしたサンタナが足を戻し、蹴り上げから変則の三角絞めへ。これはスクランブルへの布石だったが、レヴィは起き上ることを許さずハーフからパスを決める。腕を取りつつ、今回はマウンに移行したレヴィはニーインベリーに戻してパンチを落とす。さらにレヴィはサイドに移り、右のパンチを振り下ろす。最後の10秒でステップオーバーから腕を狙おうとしたレヴィの試みをサンタナが察知して防御、時間となった。

2R、スピニングヒールキックを繰り出したレヴィが左フックを当てる。レヴィはケージに詰まったサンタナに右ハイを入れ、崩れたサンタナは下から首を取りに行きスクランブルでバックに回る。スタンドで四の字フックとなったサンタナは、スラムにもバックをキープし、腕十字へ移行する。

ヒザを差し入れて防いだレヴィが、ハーフでトップに。残り2分強、レヴィは右のパンチを連打しサンタナは頭を引き寄せて、下から両ワキを差す。これを頭をつけて潰し、スイープを仕掛けさせなかったレヴィがボディロックへ。バックを譲るのを嫌がったサンタナは立ちにはいかない。残り30秒、起き上って勢い良くパンチを落としたレヴィが足を捌いていくと、サンタナは足を絡ませてタイムに。

最終回、サンタナが右前蹴り、右ストレートを放ってクリンチへ。押し返したレヴィはヒザを狙い、テイクダウンを奪う。続いてレヴィはハーフから肩固めへ。足を抜き、マウントを取るとサンタナが白目をむいて落ち──レフェリーが試合を止めた。

「サポートしてくれた母国の皆、ここで戦わせてくれた皆に感謝している。本来はフェザー級でこの試合は160ポンド? 僕は空手をやってきたから、大きな相手と戦うのも慣れていた。でも今日は寝技が戦いやすかった。2Rに相手が疲れたのが分かったから、3Rには終わらせることができると思ったんだ。日本で空手をやり、MMAの経験がなく7年前に米国に来た。長い旅を続けてきた。UFCで戦いたい」とレヴィは語った。


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