【DETNCS S04 Ep09】倒しに行って倒しきれずも快勝、ニコラズ・モッタ「20日で30ポンド減量した…」
<ライト級/5分3R>
ニコラズ・モッタ(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ジョセフ・ローリー(米国)
左リードフックを入れたモッタ。ローリーが右ローを返す。モッタは左ハイ、ローリーがワンツーで前に出て左フックから右を当てる。左ボディフックに続き、右ローを蹴ったローリーだが、続く近距離の打ち合いでは右をクリーンヒットさせたモッタがリードする。ならばとローリーは跳びヒザで前に出るも、距離が合わない。それでも右ハイにワンツーを繰り出したローリーだったが、ステップインするとモッタが右を勢いよく当てる。
モッタは間合いを図りつつ、カウンターの右フックでダウンを奪う。すぐに立ち上がったローリーは手数が減り、左ミドルと腹を攻められる。さらにワンツーから左フックを当てたモッタが初回をリードした。
2R、ジャブの交換のなかでローリーにアイポークがあり試合が中断する。再開後、モッタはワンツーから左フックをヒット。ローリーはワンツー後の3発目が見えていないか。と、右クロスを入れたモッタは、左ボディストレートを続けるローリーにハイを狙う。前に出て左から右フックを入れ、ハイキック、パンチを打ち返すローリーに左フックを打ち込んだモッタが一気に攻勢に。
離れて息を整えたモッタだが、ローリーが逆に左右のフックをヒットさせて前に出る。なぜか失速気味のモッタは、鼻が曲がり流血しているローリーに左フックを当てる。さらにミドルにワンツーの左フックを合わせたモッタは、左ハイからパンチを纏め右ストレートを打ち抜く。それでもローリーはボディに連打を入れ、右フックを逆に決める。最後の10秒でワンツーフックを被弾したローリーが、テイクダウンを仕掛けたところでラウンドが終わった。
最終回、ジャブの同士討ちからモッタがワンツーを当て、ローリーの腰が沈む。持ち直したローリーが左ボディフックを返す。モッタはここでも攻め急がない。残り半分、ボディから顔面へ攻撃の精度が上がったローリーに対し、モッタは攻め疲れか手数が減っている。ローリーは右ストレート&左ハイ、踏み込んで左フック、続いて右ハイを蹴る。ローリーのテイクダウン狙いを切ったモッタがパンチを集中させ、ローリーも負けじとパンチを纏める。モッタは右ハイを見せ、左フックでローリーの動きを止める。
モッタの首相撲にダブルでケージに押し込んだローリーは、ここで時間を使う。ローリーは離れ際に右を当て、再びダブルレッグに出てクリンチで試合を終えた。
結果はフルマークでモッタに凱歌が上がったが、倒しきれなかったことがどのように判断されるか。「本当はもっとできる。調整時間が今回は少なかった。KOを狙い続けたけど、相手がタフだったんだ。20日で30ポンドの減量をして、この試合を戦い勝ったんだ。21歳の時にTUFに出て、まだ青かった。あれから随分と経験を積んだ。フルタイムでキャンプができれば誰にも負けない。僕はこれから輝くんだ」と、倒せなかった理由を話した。