【UFN201】ジム・ミラーが右のカウンターからモッタをパウンドアウト。UFCで23度目の勝ち名乗り
【写真】左ローでしっかりと距離を把握し、右のカウンターを当てたジム・ミラー。素晴らしい勝ち方だ(C)Zuffa/UFC
<ライト級/5分3R>
ジム・ミラー(米国)
Def.2R1分59秒by TKO
ニコラズ・モッタ(ブラジル)
右ジャブから右ローを伸ばすミラー、モッタのワンツーにも前に出て左エルボーをフルっていく。左ハイを当てた直後に右を被弾して、動きが止まったミラーだが、すぐに左ローを蹴っていく。インサイドローを続けるミラーは、バランスを崩したモッタとの距離を詰めようとする。離れたモッタは、遠目の距離でも右が伸びる。ミラーはワンツーで前に出て、モッタはステップバックををする時とカウンター狙いの時がある。
ミラーは左ロー、飛び込んでスーパーマンパンチから組みつく。頭が当たった感もあったが、ケージにモッタを押し込みヒザや細かいパンチを見せる。離れたモッタは右ハイも、これは見えている。そのモッタの右に左ローを合わせるミラーが、足への蹴りで初回をリードした。
2R、ワンツーの右を当てたモッタだが、距離がミラーの左の蹴りになっており、詰めるか離れるかハッキリさせたいところだ。とはいえ離れてもミラーは前に出るので、接近戦に持ちこむしか選択肢はない。そして前に出ると、ミラーはカウンターの左だけでなく右フックを合わせていく。さらに左ストレートから、左ローを入れたミラーはモッタの右にステップインしカウンターで右を当ててダウンを奪う。
頭を覆うモッタにパウンドを連続で打ち下ろしたミラーが、完勝しオクタゴン23勝目を挙げた。「レフェリーの仕事は難しい。僕はやりたくないけど、ちょっとストップが遅かった。彼は必要ないパンチを受けてしまったね。ケガがあってキャンプは困難だった。子供たちは元気いっぱいで、僕はご飯を創らないといけない(笑)。僕のゴールはできるだけ長く戦うこと。次はPPVでファンの前で戦いたい」と笑顔でミラーは話した。