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【Shooto2020#07&#08】11月23日に黒澤亮平✖マッチョ・ザ・バタフライ、12月20日は田丸✖ライトイヤー

【写真】修斗はここにきて、何だかんだといっても潰し合いができる選手が揃っている (C)KEISUKE TAKAZAWA & MMAPLANET

Sustainより、10月31日(土)に23日(月・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2020#07、1日(日)に12月20日(月・祝)に存続が決まった大阪市の淀川区にある大阪メルパルクホールで開かれるShooto2020#08の追加カードが発表されている。

後楽園ホール大会はフライ級=黒澤亮平✖マッチョ・ザ・バタフライ、メルパルクホール大会はフェザー級の田丸匠✖ダイキ・ライトイヤーが明らかとなった。


ONEストロー級戦線に内藤のび太、猿田洋祐、箕輪ひろばという歴代王者とタイトルコンテンダーの澤田龍人を送り出している修斗ストロー級において、一時期の体調不良による戦線離脱がなければ黒澤は、その名をここに並べていても決しておかしくない実力者だ。

かつてや空手バカ一代の主人公で、大山倍達のモデルとした空手家・飛鳥拳の中で修斗ストロー級の頂点に立った黒澤は、その世界奪取から2年半のブランク後に本名に戻し復帰を果たした。昨年9月の本田良介戦をスプリットで落としたものの復帰後は3勝1敗、勝った試合は全てフィニッシュしている。

対するマッチョ・ザ・バタフライは地元大阪の試合で3年近く結果が出ない時を過ごし、昨年6月にギロチンで一本勝ちして以来──1年5カ月ぶりの試合となる。総合力は黒澤というのは否定できないが、マッチョ・ザ・バタフライはハマれば一本というギロチンへのプロセスを考え、磨いてこの一戦に臨みたい。王者・箕輪がONE参戦を決めたなか、この試合の勝者が9月のランキング上位対決で飯野タテオを倒した猿丸ジュンジ、7月の大阪大会で小巻洋平から一本勝ちしている本田良介らとのストロー級頂点争いに加わることになる。

黒澤✖マッチョ・バタフライが組まれた後楽園ホール大会で、大塚隆史と対戦する安藤達也との環太平洋王座決定戦で敗れてから4カ月、田丸は再起戦に臨む。対するライトイヤーは悪夢の4連敗(※2つのドローを挟み)から抜け出し、昨年と今年で4連勝と右肩上がりで調子を上げており、MMA通算戦績も4勝7敗から8勝7敗を白星先行まで持ち直している。

天才と異名を持つ一方で、地方のジムの限られた環境で最大限のサポートと工夫で、そのスタイルを確立してきた田丸。その田丸と戦績的には対照的なキャリアを積んできたライトイヤーだが、その実──この2人のマッチアップは雑草✖雑草、草魂の激突といえよう。

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