【ACA111】ロシアの頂点=ライト級王座を賭け、アブドゥルバクヘヴ✖サルナフスキー。ライソフも要注目!!!!
【写真】ACBから考えると、王座返り咲きを狙うアブドゥルバクヘヴ 。世界でもトップ10に入るであろう猛者だ(C)ACA
19日(土・現地時間)にロシアはモスクワのデュバルエツ・スポルタ・ディナモ・クララツカンでACA111が開催される。
メインはアリ・バゴフが返上したACAライト級王座を賭けてアブドゥルアジス・アブドゥルバクヘヴとタイガー・サルナフスキーが対決する。
どこまでも強さを追及するACAではウェルター級王座に挑戦するバゴフにチャンプ・チャンプ路線など敷くことなくタイトルを返上となり(※9月5日にムラッド・アブデュラエフに敗れタイトル奪取ならず)、そのバゴフにACBライト級王座を奪われた後も連勝中だったアブドゥルバクヘヴとBellatorで活躍したサルナフスキーがベルトを賭けて戦うこととなった。
ACB王座を3度防衛した──この事実だけもアブドゥルバクヘヴの実力のほどが分かるというもの。多彩なテイクダウン、テイクダウンが出来る距離での左リードフックと右ストレート、左右の倒せるパンチを持つアブドゥルバクヘヴは、投げたあとのスクランブルやコントロールにも長けており、中間距離の強さはACAでも群を抜いている。
とはいえ、アブドゥルバクヘヴは真っ向勝負が得意な故に間合いを取られ回られると追い足がないという欠点もある。対するサルナフスキーはベラトール後は中東経由でACB参戦を始め、1勝3敗という苦しいリスタートを強いられた。その後はブラジル人とルーマニア人から連続で勝利し、ACAとの通算では五部の星に戻している。
打撃、テイクダウン、寝技と流れるような動きを見せるウェルラウンダーのサルナフスキーはだが、綺麗な技術を持つ反面タフファイトや流れを断ち切られると脆いという側面を持つ。
ACAの頂点に立つには、ロシア人の猛者を相手に綺麗な試合をやり通すのか、ドロドロのファイトで勝ち切る必要がある。力でいえばアブドゥルバクヘヴ、サルナフスキーとすればその癖のない打撃──ジャブ&ローで削っていくのが良作といえるが……。アブドゥルバクヘヴが圧力で、間を与えないことは十分にありうる。そうなればレスリング&スクランブルではなく思い切って下を取り、そこから極めを勝ち切るぐらいしかサルナフスキーには勝機はない──そんなライト級王座決定戦だ。
そして新王者誕生前にセミで組まれているユーサップ・ライソフ✖アルテム・ラズニコフも見逃せない。
ACBフェザー級王者からライト級に転向し、すぐにでも王座に絡む力を持っていたにもかかわらず3試合の試運転を終えたライソフが、ここで勝利を得れば新チャンピオンへの刺客になることはまず間違いない。
■視聴方法(予定)
9月19日(日・日本時間)、
午後11時~ ACA TV
■対戦カード
<ACAライト級王座決定戦/5分5R>
タイガー・サルナフスキー(ロシア)
アブドゥルアジス・アブドゥルバクヘヴァ(ロシア)
<ライト級/5分3R>
ユーサップ・ライソフ(ロシア)
アルテム・ラズニコフ(カザフスタン)
<ライトヘビー級/5分3R>
アシルジャン・バヒッツァヌリ(カザフスタン)
アレクセイ・ブトリン(ロシア)
<フェザー級/5分3R>
ベクルス・スクロフ(タジキスタン)
トゥラル・ラジモフ(アゼルバイジャン)
<フライ級/5分3R>
マンスール・カトゥエフ(ロシア)
アザム・ガフォロフ(タジキスタン)
<ウェルター級/5分3R>
アザマット・アマゴフ(ロシア)
アルセン・スルタノフ(ロシア)
<ライト級/5分3R>
ロムアリ・ナルギエフ(ロシア)
イマナリ・ガムザトカノフ(ロシア)
<ヘビー級/5分3R>
ジョージー・キチジン(カザフスタン)
マルスホン・カムダノフ(タジキスタン)
<ウェルター級/5分3R>
ムラット・タルヤコフ(ロシア)
アインディ・ウマハノフ(ロシア)
<フェザー級/5分3R>
タメルラン・クラエフ(ウクライナ)
ヒュルベルゲン・シャリポフ(カザフスタン)
<ライト級/5分3R>
アルトゥル・ソロヴィエフ(ロシア)
アブバカル・メストエフ(ロシア)
<ライトヘビー級/5分3R>
オレッグ・オレニチェフ(ロシア)
ロマン・グドチキン(ロシア)
<ライトヘビー級/5分3R>
ムラット・グゴフ(ロシア)
アレクセイ・シドレンコ(ロシア)
<ライト級/5分3R>
ミハイル・バラキレフ(ロシア)
メディ・ダカエフ(ロシア)