【PFL2023#03】オクタゴンからデカゴンへ。西川大和、20歳の挑戦はクレイ・コラード戦から
【写真】 凄まじいメンツのなかで戦う西川。まずはコラードを破り、次により格上とされる選手との戦いを実現させてほしい(C)Zuffa/UFC
4月14日(金・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター・アット・ヴァージンホテルズで開催されるPFL2023年レギュラーシーズン第3週に西川大和が出場し、クレイ・コラードと対戦することが発表されている。
1日のPFL2023#01の工藤諒司(vsモヴリッド・ハイブラエフ)、7日のPFL2023#02の東陽子(vsマリーナ・モフナトキナ)に続き、3人目の日本人の正式出場が決まった。
修斗世界ライト級王者はご存知のように一度はUFCとの契約が発表され、昨年10月22日にマゴメド・ムスタファエフと対戦がアナウンスされたが、サステインとの契約問題が発生し、結果的にムスタファエフにも契約問題が存在したことで、19歳でのオクタゴン・デビューは一旦棚上げとなった。
その後は2023年の仕切り直しという話も伝わってきていたが、年が明けて1月になると西川サイドはPFLと交渉に切り替え、ビザを取る段取りを進めていた。オクタゴンからスマートケージ=デカゴンに戦う場所は変わっても、国内にいては対戦できない相手と確実に2試合、勝ち進めば4試合&1億3500万が先に見えてくる1年間の過ごし方は、キャリアアップを考えても決して後ろ向きな選択ではない。ばかりか、最終的にUFCの頂点を目指すうえでより良いチョイスともいえる。
初戦の相手となるカシアス・クレイ・コラードは昨年、1昨年とPFLライト級シーズンに出場し2021年は準決勝、2022年はレギュラーシーズン敗退もアンソニー・ペティス、ジェレミー・スティーブンス相手にジャイアントキリングを起こし、現在はBRAVE CFで印象的な活躍をするジョイルトン・ラターバックにも競り勝っている。オリヴィエ・オバメルシェ、シェーン・バーゴス、ナタン・シュルチ、スティーヴィー・レイ、ハウシュ・マンフィオ、アレックス・マルチネスというPFLベテラン。さらにはBRAVE CFライト級王者アフメッド・アミールの新規参戦もある。。
さらにさらにACB & ACAライト級チャンピオンだったアブドゥルアジズ・アブドウルアクヘヴァが北米デビューを果たす、PFL2023年ライト級シーズン。凄まじい対戦相手との戦いが、西川には待ち受けている。このメンツのなかで西川が4試合、いや3試合を戦うことになれば、彼の力がUFCで戦うに相応しいと御墨付が得られるといっても過言でない──20歳のチャレンジだ。