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【ACA99】初代王座決定シリーズ、最終章=ライト級はACBアリ・バゴフ✖WFCAフセイン・カリエフ

Khaliev【写真】前回大会でバゴフと対峙したカリエフ。バゴフの圧力を上回り、いつもの動きができるようだとは既にオクタゴン・トップ10の力を有しているといっても過言でないだろう (C)ACA

27日(金・現地時間)、ロシアはモスクワのVTBアリーナでACA99「Bagov vs Khaliev」が開催される。

ACBとWFCAの統合のより進んできたタイトル統一も今回のライト級が最終局面、ACBライト級世界王者アリ・バゴフとWFCAからはフセイン・カリエフがメインでACAライト級王座を賭けて戦う。


バゴフはキャリア27勝9敗、昨年9月に今大会に出場するアブドゥルアジス・アブドゥルバクヘヴァに対し2度目の挑戦でACBの頂点に立った。硬い羽根の代わりに、肥大化した筋肉を持つカブトムシのようなフィジカルの持ち主バゴフは圧倒的なテイクダウン能力を誇るファイターで、サブミッションも得意としている。

一方のカリエフは2016年10月にシャミール・ザフロフを破りWFCAライト級王座に就いた戦績19勝1敗のファイターだ。ザフロフといえばROAD FCライト級GPで無類のテイクダウン能力を誇り、準優勝に輝いている強豪だ。そのザフロフにテイクダウンを許さないばかりか、テイクダウンに入らせないほど打撃で圧力を掛け、クリンチの攻防でヒザをボディに連打して試合を優位に進めた。

その結果、自分の戦いができなくなったガフロフをサウスポーの構えから左の飛びヒザを決めてKOしている。カリエフはスイッチヒッターで、ロシアのファイターに多く見られる散打流の回転系の蹴りや、パンチとレスリングを融合させたファイトを得意としていおり、ザフロフは打撃で封じ込んだがキャリア全体ではKO勝ちは5つで、一本勝ちは11とグラップリングでより強さを見せている。

特にトップを取った時は相手を押しつぶすように抑え込み、殴ってバックを制するという比類の強さを発揮してきた。そのカリエフはWSOF-GCの旗揚げ戦で日本の児山佳宏と対戦し、シングルレッグを切ってすぐさまバックに回ると、なんと足をフックしないRNCでヒザを着く児山を持ち上げ、そのまま後方へ倒れこんで──足をフックしないままタップを奪っている。

あのザフロフに一方的に勝つ力を持つカリエフだけに、児山が一蹴されても致したかない。ただし、バゴフに対してカリエフが持ち前の圧力を打撃・組みともに発揮できるのか。テイクダウンされた時のガードからの極めという部分でも注目のカリエフだ。

前ACBライト級王者アブドゥルアジス・アブドゥルバクヘヴァ、11勝1敗のデニス・カノコフら今大会に出場していないユーソフ・ライソフと並び、次期チャレンジャー候補のファイトにも注目だ。

またアスカル・アスカロフの返上したフライ級王座を継いだユヌス・アフロエフの王座初防衛戦=アザム・ガフォロフ戦、バンタム級の実力者対決=アブドゥルラクマン・ドゥダエフ✖オレッグ・ボリソフ、下位カードでもバンタム級のタジキスタン人ファイター=フォトカイディン・ソビロフ、フェザー級ではカザフスタンのアルマン・オスパノフと中央アジア勢の試合も見逃せない──最怖ACAらしい、猛者しか見られないラインナップだ。

■ ACA99対戦カード

<ACAライト級王座決定戦/5分5R>
アリ・バゴフ(ロシア)
フセイン・カリエフ(ロシア)

<ACAフライ級王座決定戦/5分5R>
ユヌス・アフロエフ(ロシア)
アザム・ガフォロフ(タジキスタン)

<バンタム級/5分3R>
アブドゥルラクマン・ドゥダエフ(ロシア)
オレッグ・ボリソフ(ロシア)

<ライト級/5分3R>
アブドゥルアジス・アブドゥルバクヘヴァ(ロシア)
イマナリ・ガムザトカノフ(ロシア)

<ライト級/5分3R>
デニス・カノコフ(ロシア)
バズ・モハンマド(ブルガリア)

<ミドル級/5分3R>
アルテム・フロロフ(ロシア)
マゴメド・イスマイロフ(ロシア)

<バンタム級/5分3R>
シャミル・シャフブラトフ(ロシア)
ラスル・ミルザエフ(ロシア)

<ウェルター級/5分3R>
ムラッド・アブデュラエフ(ロシア)
ビチュシラス・ヴァシレフスキー(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
アルマン・オスパノフ(カザフスタン)
アレクセイ・ポルプドニコフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
フランツ・スライオア(スウェーデン)
ムサ・ハマナエフ(ロシア)

<ウェルター級/5分3R>
ガジムラッド・ヒラマゴメドフ(ロシア)
アダム・タウンゼント(米国)

<ミドル級/5分3R>
イブラヒム・チュチュガエフ(ロシア)
アレックス・ガルシア(カナダ)

<ミドル級/5分3R>
シャラフ・ダヴラトムロドフ(ロシア)
ブレット・クーパー(米国)

<バンタム級/5分3R>
クレベウソン・シウバ(ブラジル)
フォトカイディン・ソビロフ(タジキスタン)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィタリー・スリペンコ(ウクライナ)
エフゲニー・ボンダー(ロシア)

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