【UFC ESPN12】互角の攻防のなかで、ポイントを押さえる攻撃をしたアレンがダウカウスに競り勝つ
<ミドル級/5分3R>
ブレンダン・アレン(米国)
Def.3-0:30-27.29-27.29-28
カイル・ダウカウス(米国)
ワンツーで前に出るアレンに対し、ダウカウスは右ミドルを入れる。左ストレートを当てたダウカウスは、接近戦でエルボーを被弾するが、ヒザを入れて離れダブルレッグへ。ケージにアレンを押し込んだが、胸を合わせたアレンが首相撲からヒザ蹴りを顔面に突き上げる。
倒れたダウカウスからマウントを取ったアレンはパンチの連打でバックマウントに移行するとRNCへ。防いだダウカウスだが背中に乗られたままパンチを連打される。続くRNCにロールして逃れようとしたダウカウスに対し、しっかりと背中に乗り続けたアレンは足のフックが甘くなる。と、尻をずらしたダウカウスが胸を合わせスクランブルで逆にバックを取る。ロールして逃れたアレンが、トップからエルボーを落とす。このヒジ打ちで流血したダウカウスはキムラ狙いを潰され、エルボーを受けながらラウンド終了を迎えた。
2R、右ボディを入れたアレンだが、ダウカウスも右ジャブを当て返す。さらにワンツーを入れたダウカウスが、右ジャブを当てシングルレッグでテイクダウンに成功する。ギロチンスイープからリバーサル、トップを取ったアレンはここもエルボーを振り下ろす。足を一本抜きに掛かるアレンに対し、ダウカウスが足を戻してクローズを取る。
続くスクランブルでアレンはギロチンから、バックを狙ったが落とされてトップを奪われる。ハーフでワキ腹、顔面に小さなパンチを入れたダウカウスが上体を起こして勢いのあるパウンドを狙う。その刹那、オモプラッタからスイープに成功したアレンが、再びトップからヒジを落としていく。バックに回り、逃げようとしたダウカウスをタイムと同時か、やや遅れて後方から殴ったアレンがこの回も取った。
最終回、ショートのコンビを入れたダウカウスがシングルレッグへ。アレンはギロチンを諦め、クローズドガードを取る。ダウカウスもお返しのエルボーを入れ、パンチを連打する。ガードを捌かれ、後方回転する形から上を向かさたアレンはサイドで抑えられる。ダウカウスはアレンの動きに合わせてバックに回ると、四の字フックでしっかりと捕える。
残り3分弱、絞めの機会を伺うダウカウスと、その一点を防ごうと試みるアレン。ダウカウスは腕を入れかえて攻め、アレンは手首を掴んで防ぐ。パームトゥパームも絞めに入れないダウカウスは、後方からパンチを打ち込むがこのままでは逆転はできない。そして、最後は胸を合わせて上を取り返したアレンが勢いよくパウンドを落とす。その一発をかわして、再びバックを取ったダウカウスだがタイムとなり、アレンが判定勝ちした。