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【Special】第3回、MMA版あいつ今何してる? Titan FC出場JZ・カバウカンチ─02─「RIZINで戦いたい」

【写真】ドゥリーニョ、コズモ・アレッシャンドリらと (C)GESIAS CAVALCANTE

MARTIAL WORLD Presents新訪問シリーズ=「MMA版あいつ今何してる?」──第3 回はHERO’Sで日本ライト級の一極の頂点に立ち、DREAMを経て米国に拠点を移したJZ・カルバンことジェシアス・カバウカンチの「今」をお届けしたい。

29日(金・現地時間)に地元フロリダ州で無観客大会として開催されるTitan FC60に出場するJZ。コンバット・グラップリング戦をハマシュ・マンフィオと対戦するJZは今では一選手ではなく、国一城の主となっている。ブラックジリアンズ移行、そしてこられのJZの征く道を訊いた。

<JZ・カバウカンチ インタビューPart.01はコチラコチラから>


──JZ、「僕のジム」というのは……。

「ファイトスポーツ・ディアフィールドビーチだよ。ファイトスポーツはもともとマイアミにあって、サイボーグ・アブレウがやっている凄く大きな柔術チームなんだ。ドゥリーニョはサンフォードMMAに所属しているけど、グラップリングに関しては、僕らファイトスポーツに合流して練習しているんだよ。

2018年にブラックジリアンズのオーナーで僕のマネージャーだったグレン・ロビンソンがハートアタックで亡くなった。その直前にブラックジリアンズはもう解散していた。

あの時、僕は誰かのジムに合流するんじゃなくて、自分でやっていこうと決めたんだ。ブラックジリアンズの打撃コーチだったダニエル・メンデスと若い選手たちで一緒にね。そして、今年の1月にファイトスポーツ・ディアフィールドビーチがグランドオープンしたんだよ」

──それもあって2018年4月からMMAを戦ってこなかったのでしょうか。

「その通りだよ。ジムが完成するまでも、指導とジムを創ることに時間を取られていて、MMAで戦うほど自分の練習時間を取れなかった。でもグラップリングやコンバット・グラップリングだったら問題ない。僕はルタリーブリ出身だ。ずっとやってきたから、グラップリングは体にしみこんでいる。

ルタリーブリならいつでも戦える。試合が決まればコンディションさえ整えられれば問題ない。でもMMAはそうはいかない。

打撃、レスリング、グラップリングと準備すること多い。ジムの仕事をしながらMMAの練習はできない。だからグラップリングだけに集中している。ジムが軌道に乗ったら、もう少しMMAを戦いたいと思っている。ただ今は生徒たちを育てる方が重要になってきたかな」

──今は指導と経営がJZの軸ということですね。

「ずっと戦ってきた。柔道を始めて6歳の時から試合に出てきた(笑)。30年間戦ってきたんだ。自分のために戦うという点においては、もう十分にやってきた。これからは僕が教えてもらってきたことを、若い教え子たちに伝える番だ。アンドレ・ベンケイ、モハメッド・オワリ、マルコ・パフンパ、皆が僕を指導してくれた。彼らに教えてもらった歴史を次の世代につなげるんだよ」

──JZが日本にやってくることがあるとすれば、教え子たちのコーチする立場になりそうですね。

「そんなことはない。また日本で戦いたいと思っている。マネージャーを失ってから、いくつかのルートでRIZINとのコンタクトを試みたけど、返答を貰えていないんだ。また日本で戦いたい。

日本で戦うことは子供の頃からの夢だった。それを実現させたからこそ、もう1度日本のファンの皆の前で試合がしたい。自分の満足がいくパフォーマンスを見せたいと今も思っているよ」

──必ずJZの言葉を記事にします。

「頼んだよ。『JZはまた日本で戦いたいんだ。彼にコンタクトを取ってやってくれ』ってね(笑)」

──了解しました(笑)。RIZINにアピールするために、29日のコンバット・グラップリングは負けられないですね。

「もちろん。いつも自分と自分の技術に100パーセントの自信を持っている。なぜこれほど長い間、試合を戦ってきたのか? ファイトを愛しているからだよ。これからは現役ファイターとして教え子のためにも、良い手本を示したい。マーシャルアーツの価値を持ち続けて、MMAを戦っていく。トラッシュトークとか、そんな要素を廃したMMAを教え子たちに見せたいんだ。

MMAを見ているファンにも、マーシャルアーツの良いエネルギーを感じて欲しい。くだらないファイトビジネスの一面ばかりが注目されるのではなくてね」

──JZ、今日はありがとうございました。最後に日本のファンに一言お願いします。

「僕は日本の皆のおかげで、このスポーツの歴史に名前を刻むことができた。今もマーシャルアーツを戦うことで、サムライ精神を世界に広めたいと思っている。何より、また日本の皆の前で戦える日がやって来ることを願っているよ」

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