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【Shooto2020#03】キャリア2年半で修斗の頂点へ。岡田遼戦を控えた倉本一真「学校とMMAは違いますよ」

【写真】 無敗、絶対の自信があって然り(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

31日(日)に会場非公開のABEMAテレビマッチとして開催されるProfessional Shooto2020 Vol.3 で、倉本一真が岡田遼と修斗暫定世界バンタム級王座決定戦を戦う。

グレコローマンレスリング日本代表から、修斗へ。プロデビューは2017年12月、つまり2年半で修斗の頂点を狙う倉本は、岡田の「MMAは5教科7科目」発言を一笑に付した。


──8日後に岡田選手と世界バンタム級王座決定戦が迫ってきました。今回の試合は新型コロナウィルス感染拡大に伴う緊急事態宣言がなされたなかで調整が必要になりました。

「最初にこの試合があると聞いたときは、まだ世の中はコロナ、コロナってなっていなかったので、いつもと変わりなく調整していました。もともと去年の根津さんとの試合で怪我をして、練習が思い切りできるようになったが1月の終わりごろからなので、ちょうどそのタイミングで今回の試合にむけて、練習はしていました。

ただ、コロナ問題が大きくなってからは一般の会員さんはジムに来られなくなったので。それでもジムのプロの人間には練習を手伝ってもらってきましたし、これまでと比較すると練習量は減りましたけど、やれることはやってきました。公園を走ったり、1人でもできることはあるし、調整不足とかは全く思っていないです」

──話に出た根津戦に勝利して、次が世界戦だという心構えはありましたか。

「チャンピオンは佐藤将光選手なのですが、いきなりやらせてもらえないのは理解していました。僕の上には環太平洋王者の岡田君がいたから、順番抜かしはないやろうと。それなら岡田君が挑戦して勝った方がとやるんかなぁとか、僕が岡田君に勝って佐藤選手に挑戦する方が早いかなって思っていました。

僕的には3月か4月に試合がしたかったですけど、こういう状況ですし、しかも怪我もあったから……まぁ5月でエェかと」

──では岡田選手の印象を教えてください。

「岡田君は誰もが思うはずですが、何でもできる選手……何でも無難にできる選手だと思っています」

──その岡田選手はMMAPLANETのインタビューで、倉本選手は3教科だけだと自分より絶対に強い。でもMMAは5教科7科目なので、自分とは差があるという発言をしました。

「読みました、それ(笑)。勉強に例えること自体が、僕には意味が分からないです。何が言いたいんやろうかって(笑)。引き出しの数がどうこうって言うていたそうやし。でも国立大学がどうだとか、5教科7科目って……MMAは混ぜくちゃになっているし、例えになっていないやろうって。学校とMMAは違いますよ。絶対的に例えが間違っている。

勉強とMMAは違うし。MMAは入試じゃないから。単純にそれは例えが間違っていますっていう話です。それって、僕がジャーマンしかできないってイメージなんでしょうし。そう思ってくれている方が良いです。僕ももうすぐMMAを始めて3年ですけど、根津さんとの試合が終わってからも成長していますし、あの試合とは違う試合が絶対にできます。これまでの僕の試合を見て、そういう風に思っているんだったら痛い目に合いますよ」

──バックスープレックスがない倉本一真の強さというのは?

「別にジャーマンをやろうと思ってやっているんじゃなくて、試合の流れで使っているだけなので。ジャーマンじゃなくても、ナンボでも投げ技を持っています。やっぱり僕は相手を浮かして落とすことは、得意技ではあるので。それは決してジャーマンだけでなく、誰よりも強みで出せるときは出します」

──浮かして落とす。どのようなバリエーションがあるのか、個人的に楽しみです。

「結構、ありますよ(笑)」

──バックスープレックスでなく、カレリンも見てみたいですね、MMAで。

「俵返しですか(笑)。カレリンは半端ないです。持ち上げると、全部ひっくり返しますからね。まぁ、僕も組めばなんでもできます」

──つまり組むまでの過程で、根津戦からどれだけ成長しているのか。そこが鍵になります。

「組まないと勝てないのかってなると、別にそうじゃないように練習はしています。スタンドの打撃でも、やりあえるよう練習していますし、寝技もやっています。

根津さんの試合は、下手くそのくせに遠い距離からテイクダウンを狙って失敗して、良い勉強させてもらいました。無暗やたらと組みに行っても……。僕はフリーもやっていたんですけど、ダブルレッグとかシングルで勝ったことないんです」

──フリーでの主武器は何だったのですか。

「組まれたら潰して、投げて勝っていました。高校の時は全国で優勝しているんですけど、自分からテイクダウンに行くことがなくて……」

──あぁ、それはMMAで米国のレスラーが勝つスタイルでもありますよね。受けの強さがあるので、ジャブだけで勝てるとか。

「パンチが当たる距離は、組める距離です。それに僕に組まれたくないからって、岡田君はグルグル回っていても勝てないですよ。それに根津さんと試合して、止まっていたら蹴られるし、殴られるってことは学びました。こっちが狙い過ぎると、食らいます。ああいう打撃の距離を取らせないで、殴られないで戦おうと思います。貰いません……デキる限り。それが僕の距離であり、間合です」

──ところで5分✖5Rは初めてですね。

「まぁ、そこまでいかないと思います。そんなに時間を掛けずにKOします。何でKOするかは分からないですけど、スタンドの打撃か、ジャーマンなのか。一本かもしれないです。何で終わらせるか分からないですけど、自分の体が勝手に動くと思います。判定なんて面白くないんで、フィニッシュします。ちゃんと勝って、次にデカいところへ行きたいので」

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