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【Special】嶋田裕太─03─2019年・所信表明「NYで柔術を学んで、試合で結果を残したい。それだけです」

2019.01.05

Yuta Shimada【写真】NY出の生活を考えると「ビビる」という嶋田。だからこそ、価値がある (C)MMAPLANET

2019年を迎え、MMAPLANETでは2018年の間にどうしても話を聞いておきたかった格闘家を5人ピックアップした。

『今、この人と話しておきたい──2018』。6月からNYで新たな人生を歩み始める嶋田裕太のインタビューは、予定時間を大きく上回り前後編で収まり切らなかった。

インタビューPart.03=最終回となる今回は、どうしても伝えたい感謝の言葉と、これからに関しての嶋田の所信表明だ。

<嶋田裕太インタビューPart.02はコチラから>


──これまでの柔術への取り組み方が、NYでの生活に反映するのですね。

「(佐々木)憂流迦さんにも、UFCのアルゼンチンでの試合前に相談させてもらいました。NYで生活するうえで気をつけないといけないことを尋ねたら、凄く親身になって教えてくれました。

憂流迦さんとは以前、OTOKOGIで一緒に練習をしていたことがあって。NYに住まれて2年になりますし、色々と参考になることを話していただけました。そうやって少しずつ準備している段階です」

──ムンジアル後にNYに移る。ではムンジアルまで2019年の予定は?

「まず1月のヨーロピアンですね。前回の試合が9月のアジアでしたが、現時点でそこから身に付けたモノはかなり多いです。それをぶつけたいと思っています。またジョアォン(ミヤオ)が相手になるかもしれないですが、これまでとは違う戦いになるはずです。

これまでと同じ試合をしようとしても、できない。それぐらい変わっていると思います。バリエーションが増えました。なので……う~ん、驚かせたいですね。誰と当たっても、新しいモノをぶつけたいです。そしてヨーロピアンの後は3月のパン柔術を考えています」

──パン柔術までがALAMの道着と着て戦うということですか。

「ハイ。契約ではそうなっています。ALMAさんには2014年から4年も面倒を見てもらいました。当時、まだ紫帯で……ALMAで紫帯の柔術家をサポートするという事例は他になかったと思います。中村大輔さん、細川顕さん、芝本幸司さんという黒帯の選手のなかに紫帯の僕が加わっていた感じです。

まだ大学生で、ネクサセンスの更衣室の余ったスペースを居住空間にしてもらい寝起きをしていました。道着やラッシュガードが破れると厳しいという状況の若造で……。今、大人になったというコトではないのですが(苦笑)、ALMAさんにはそんな頃から一人のアスリートとして扱ってくださって凄く嬉しかったです。特性の道着を作っていただき、一緒に戦ってきたつもりです。

2019年からNYに行きたいので、エノイスのスポンサード選手になりALMAさんとの契約は更新できないようになる……でもALMAさんとの関係も絶ち切りたくなかったです。

だから……『道着はALMAを着ることはできないですけど、マーシャルワールドさんとして引き続きサポートしていただけると、これ以上嬉しいことは無いです』と伝えさせてもらいました」

──アディダスのスポンサーを受けるので、もうコンバースを履くことはできないですけど、ナイキのサポートは今後も続けてください……というようなモノですねっ!!

嶋田を支え続けてくれたマーシャルワールドの河口誉氏と

嶋田を支え続けてくれたマーシャルワールドの河口誉氏と

「本当に自分勝手な申し出です。でも、快く受け入れいただいたばかりか、『ぜひ、そうさせて下さい』と言ってもらえて……。

4月から僕はALMAではなくて、エノイスの道着を着て試合に出ることになりますが、マーシャルワールドのパッチが入ります。これからもマーシャルワールドさんと一緒に戦っていけることは、本当に心強いですし、心の底から嬉しいです。常に良い知らせを届けたいという気持ちになります。

またALMAさん以外でサポートしていただい方たちにも、しっかりと感謝の言葉をお伝えしたいと思います」

──そして6月からは3年に及ぶNYでの生活が始まるということですね。

「できれば3年以上……、とにかく柔術をマルセリーニョから学びたいんです。でも、僕は日本も好きなんです。それは分かって欲しいです」

──それは言わなくても分かるでしょう(笑)。

「将来的にはアカデミーを日本で開きたいと思っています。勿論そういうことは向こうに行ってから、どうなるのかは分からないですが……現時点では英語もロクに話せないですし、練習相手はチャンピオンだらけ。正直、ビビっています。

こういうと語弊があるかもしれないですが、楽をしたいなら日本に残っていました。言葉が通じるし、仲間がいる。友達がいて、家族もいる。サポートしてくれる人がいてくれる。NYに行くと……今の半分も僕のことを分かって、手助けしてくれる人はいなくなります。だからビビっています」

──完全にオッサン臭い言葉ですが、20代だからできることは確実にあると思います。そして、日本にある人間関係が無くなるわけでは決してないです。

「ハイ。また日本に戻って来てアカデミーを開きたいという想いは、朧気に持っていますが……そこまで考えが至ってはいないです。今はとにかくNYで柔術を学んで、試合で結果を残したい。それだけを考えていますッ!!」

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