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【ONE64】内藤のび太に挑戦、アレックス・シウバ 「素晴らしいグラップリングウォーになる」

Alex Silva【写真】前戦の勝利から僅か1カ月での王座挑戦となったアレックス・シウバ(C)MMAPLANET

9日(土・現地時間)にタイはバンコクのインパクトアリーナで行われるONE64「Warriors of the World」。同大会のメインで日本の内藤のび太が自らの持つONE世界ストロー級王座2度目の防衛戦を戦う。

これまでONEではフィリピン勢との対戦だった内藤に挑戦するアレックス・シウバはブラジル人、そして柔術黒帯だ。11月に鈴木隼人を見事な腕十字の連携で秒殺し挑戦権を手にシウバに、内藤への挑戦について訊いた。


――鈴木隼人戦の腕十字による一本勝ち、見事でした。

「サンキュー。スズキがどれだけタフか分かっていたし、十分に準備を整えて戦った。彼が無敗だったからではなく、全ての対戦相手を尊敬している。そして、誰と戦っても100パーセントの準備をするし、スズキにも絶対の自信を持っていた。

柔術、打撃、全てにおいて自信があった。とにかく全力でトレーニングすることが僕の役目だし、勝敗は神のみぞ知るところだよ。そして、神の御加護があって良い勝ち方ができたんだ」

――MMAキャリアの序盤からアレックスは腕十字を得意としていましたが、このところのように極めることができませんでした。あの当時と今では、何が変わったのでしょうか。

「MMAを戦い始めた時、純粋な柔術家だった。ノーギのトレーニングをたくさん積んでも、それはあくまでもノーギ柔術だったんだ。当時の僕は柔術は黒帯でも、MMAは白帯だった。

あれからイヴォルブMMAで、多くの仲間のサポートもあって十分に練習を積むことができた。毎日のように成長できた。今の僕は本物のMMAファイター。ワールドクラスのMMAファイターになれたと思っている。強くなれたし、自信もある。同じ階級の相手ならコンプリート・マーシャルアーチストとして誰にでも勝てる」

――一度、イヴォルブを離れて香港に拠点を移したことがありました。

「あの時は個人的な問題を抱えていてね。戦いに集中できず、解決しないといけないことがあった。一度ファイトから離れて、自分を見つめなおしていたんだ。指導と柔術の練習に集中し、再び戦う決意を固めて戻ってきた。あの経験があったから、僕は再びMMAを戦うことができるようになったんだ。

そしてイヴォルブはムエタイと柔術だけでなく、レスリングなど色々なスタイルを学べるようになった。ここにはタイ人とブラジル人だけでなく、米国人、日本人、韓国人、香港、アルゼンチン、世界中のファイターが集まり、それぞれが学んで習う――マーシャルアーツの文化交流をギブ・アンド・テイクで行っているんだ。

異なった文化の持主が一堂に会していることが、イヴォルブMMAの強さの秘密だよ。2018年、イヴォルブMMAはもっと成長するよ」

――ところでアレックスはカタラン3兄弟に勝つという珍しいキャリアを重ねています。

「ほんと、僕がそうしようとしたわけじゃないけどね。最初にレネ・カタランと戦い、次がルエルだった。その時は『うわぁ、そんなことがあるんだ』ってオファーを受けた。そうしたら、次はロビンで『マジで? もう1人とも戦うの?』ってなったよ(笑)。

彼らが僕のことをどう思っているのかは分からないけど、まぁ戦うことは僕の仕事で、3兄弟と戦ったのはたまたまだからね」

――カタラン兄弟のようにフィリピン人ファイターの多くがストライカーで、鈴木選手はレスラー。内藤選手はグラップラーです。

「スズキもグラップラーといえばグラップラーだし、ブラジルでは2人、ブラジリアン柔術の選手とも戦っている。ナイトウは無敗のチャンピオンだし、これまでの対戦相手と同じように尊敬している。

MMAはスタンドから始まるから、打撃は大切だ。でも、僕とナイトウなら素晴らしいグラップリングウォーが展開できると思う。まぁ、どうなるかは試合が始まってみないと分からないけど、素晴らしいグラップリングマッチになるだろう。

ムエタイの国のファンが、僕らの寝技を楽しんでくれることを願っているよ(笑)。本音をいえば、試合中は観客の反応は聞こえていなくて、コーチの指示しか耳に入ってこないんだけどね」

――内藤選手は同門のデェダムロンからベルトを獲った選手です。

「そこは考えないようにしているんだ。彼がチャンピオンだから戦う。そして、ベルトが欲しいから挑戦する。僕のチームメイトに勝ってチャンピオンになったとかは、なるべく考えないようにしている。

とにかく、日本のファンには僕とナイトウの試合はテクニカルマッチになることを約束するよ。僕はやるべきことをやるだけなので、皆は試合を楽しんでほしい」

■ONE64対戦カード

<ONE世界ストロー級(※56.7キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]内藤のび太(日本)
[挑戦者]アレックス・シウバ(ブラジル)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
シャノン・ウィラチャイ(タイ)
ラスル・ヤキャエフ(ロシア)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
朴光哲(日本)
クリスチャン・リー(シンガポール)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
デェダムロン・ソーアミュアイシルチョーク(タイ)
渋谷莉孔(日本)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
リカ・イシゲ(タイ)
ローム・トリニダッド(フィリピン)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ション・ジンナン(中国)
エイプリル・オセニオ(フィリピン)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
セゲッダーオ・ペットパヤータイ(タイ)
ジミー・ヤーボ(フィリピン)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ヨーサナン・シットヨートン(タイ)
トディ・マルディアン(インドネシア)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
クリッサダ・コンスリチャイ(タイ)
ロビン・カタラン(フィリピン)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
タン・ダフェン(中国)
アシュラフル・イスラム(バングラデシュ)

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