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【Bellator165】スタミナ無尽蔵のベンヘンの反撃凌いだチャンドラーが、王座防衛。トムソン戦アピール!!

<Bellator世界ライト級選手権試合/5分5R>
マイケル・チャンドラー(米国)
Def.2-1:48-46.48-47.46-48
ベンソン・ヘンダーソン(米国)

右に回るベンヘンが、チャンドラーの左に右を合わせる。ベンヘンは右ジャブ、チャンドラーは右ミドルから右ストレートのコンビネーションを見せる。ハイキックでバランスを崩したヘンダーソンに対して、チャンドラーは立ち上がったところで右ハイ、右ストレート、右ミドルを放ってプレッシャーを強めると、右ストレートを打ち抜く。

頭が揺れたベンヘンは、再び右を受けて背中を譲る。後ろから殴って、真後ろに大きな投げを見せたチャンドラーは、スクランブルのなかでギロチンを仕掛ける。トップを取り、立ち上がってロー、起き上がってきたベンヘンに再びギロチン。背中をマットにつけて防いだベンヘンにチャンドラーがラッシュを掛ける。ベンヘンは懸命に組み付き、ピンチを凌いだ。

2R、ベンヘンが右ロー、チャンドラーは右ミドルを蹴り込む。右フックを被せたベンヘンが、左ヒザをボディに入れる。ミドルに右を当てたベンヘン。バランスを崩したチャンドラーが立ち上がると、左から右フックを打ち込む。やや肩で息をするチャンドラーは右ストレートにテイクダウンを合わされそうになるも、これを切って右ミドルを蹴っていく。

ベンヘンも左ハイを返し、続くローが急所に入り試合が中断。再開後、ベンヘンは前蹴りを多用し、右ハイキック。チャンドラーはローを受けながら前に出るが、右ジャブを被弾する数が増えてきた。チャンドラーは再び、右ミドルから右ストレートを当てる。と、ベンヘンがすかさず左ミドルを返す。チャンドラーの左ジャブにヒザをボディに合わせたベンヘンが盛り返したラウンドとなった。

3R、ベンヘンがまず左ミドルを入れ、右ジャブを伸ばす。続けて左ミドルを蹴り込む。チャンドラーの右ミドルから右ストレートのコンビネーションに左ヒザを合わせるベンヘンは、シングルレッグでドライブ。一旦離れ、再びクリンチの態勢に入るベンヘンだが、ここは拘らないで距離を取り直す。チャンピオンは引き続き右ミドル。そして右ストレートを伸ばしていく。ベンヘンは右ジャブ、左ヒザの精度が上がり右ハイへ。

直後にシングルレッグを狙うも、ここでチャンドラーががぶってスクールボーイからトップを取り切る。背中を預けたベンヘンは、バックを譲り切らずスイッチで対抗し、シングルに移行。チャンドラーはがぶって、非常に低い姿勢でシングルからレッグリフト。体を跨ぐようにベンヘンが防いだところでラウンド終了に。

4R、ベンヘンが右ジャブを伸ばし、右フック。チャンドラーも右ボディをから右ミドル。ダブルレッグで抱え上げると、ベンヘンが横三角の気配を見せたところで頭から落とす。バックを譲りアームロックをベンヘンが仕掛けるが、すっぽ抜けてトップを許す。クローズドガードを取ったベンヘンは背中を見せてスイッチも、チャンドラーの反応が早くダブルでテイクダウンへ。

立ち上がったベンヘンは再び仕掛けたアームロックも抜けられ、チャンドラーの押し込みが続く。立てないベンヘンはバックを取らせて立ち上がり、胸を合わせてヒザ蹴り。胸をつけ、ローアングルでアンクルを取るチャンドラーを潰し、ベンヘンがクルスフィックス&RNCへ。後方回転でエスケープに成功したチャンドラーは、かなり疲れを見せるもその対価として、3つのラウンドは確実に手にした。

最終回、ベンヘンが右から左をヒット、王者は右ミドルを放つ。ステップを使うチャンドラーがケージを背負う。左から右フックを入れたベンヘンに対し、チャンドラーはシングルのフェイントを見せる。ボディを攻め、ヒザ蹴りからダブルレッグ、バックに回ったベンヘンがRNCへ。胸を合わせに行くチャンドラーは十字を潰して上を取り、ベンヘンの立ち上がり際でダブルへ。

ベンヘンのスイッチを潰したチャンピオンはボディロックから、シングル。と、ベンヘンはバナナスプリットからバックに回り、続いてクルスフィックスへ。チャンドラーが前方に落とすが、ベンヘンは腹固め+パンチ。さらに横三角を狙うベンヘンに対し、チャンドラーが一方の足を両足で挟んでクラッチを組ませない。そのまま胸を合わせて防いだチャンドラーが、ローアングルでアンクルピックへ。ベンヘンは股の下にチャンドラーの頭があり、重いパンチを落とせない。

ならばとチャンドラーの体を引き上げてヒザを入れたベンヘンは、最後に立ち上がってきたところでハイを見せるもタイムアップに。粘り強さを見せたベンヘンだったが、取ったラウンドは5R、そしてジャッジにもよるが2Rだけか。判定で劣勢は否めないベンヘン──果たしてジャッジの裁定は48-46で一票ずつ取り合い、最後のジャッジが48-47でチャンドラーが王座防衛に成功した。

「1Rを支配したのに、ヘンダーソンは本当にタフだった。がっかりさせて申し訳ない。もっと強くなって戻って来る。今日のパフォーマンスには納得していないけど、次はベストのマイケル・チャンドラーを見せる。ここサンノゼだから、言わないといけないことがある。ジョシュ・トムソン、ここに戻ってこい」と逆アピールをチャンドラーが行なった。


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